市川京太郎は殺人にまつわる猟奇本を愛読する、重度の中二病男子。同じクラスの美少女・山田杏奈をチラチラと見ては、ヤバめな妄想を繰り返していた。そんなある日、山田が市川の聖域・図書室にやってくる。一人だと思い込み、大口でおにぎりを頬張ったり、機嫌よく鼻歌を歌ったりと、思うままに振る舞う山田。予測不能な行動を繰り出す姿に、市川は徐々に目が離せなくなっていき……。
"神の指"と呼ばれる辺境の地で祖母と暮らす、心優しき少年・パーシバル。しかし、世界はその安寧を許すことはなかった。ある謎の騎士・イロンシッドとの出会いが彼らの運命を変え、明らかになる驚愕の秘密。少年は果て無き旅路へと足を踏み出す。全世界待望の痛快冒険ファンタジー!!
最強の魔王レオニスは、来たるべき決戦に備え自らの存在を封印した。だが、1000年の時を超えて目覚めたとき、彼はなんと10歳の少年の姿に戻っていた!「なんでだ!?」「君、どうしてここに閉じ込められていたの? もう大丈夫よ。お姉さんが守ってあげる」。〈聖剣学院〉に所属する美少女リーセリアに保護されたレオニスは、変わり果てた世界に愕然。未知なる敵〈ヴォイド〉、〈第〇七戦術都市〉、武器の形をとる異能の力――〈聖剣〉。聞き慣れない言葉に戸惑いつつも、彼は〈聖剣学院〉に入学することに。魔術の失われた未来世界で、最強魔王と美少女たちの織りなす聖剣と魔剣の学園ソード・ファンタジーが幕を開ける!
突如目覚めたタイムリープ能力で12年前に戻り、過去に起きた東京卍會の危機を救ってきた花垣武道(タケミチ)。芭流覇羅との抗争を終えて現代に帰ってくると、自分が東京卍會の最高幹部になっていることを知る。しかし喜びも束の間、現代の東京卍會は変わらず諸悪の根源・稀咲鉄太に支配され、事態は一向に解決していなかった。人生唯一の恋人・橘日向(ヒナタ)を救うため、逃げ続けた自分を変えるため、人生のリベンジは終わらない!
異世界エンテ・イスラでは魔王と勇者でありながらも、日本の生活に馴染み、相も変わらず経済の荒波にもまれる真奥貞夫と遊佐恵美ーー。ラグエルたちとの戦いを終えた真奥一行に、再び笹塚での日常が訪れる。マグロナルドの改装も終わり、復職できたことを喜ぶ真奥。クルーとしての新たな目標に燃える一方で、エンテ・イスラから新たな刺客が訪れる!?魔王城は六畳一間!フリーター魔王さまが繰り広げる庶民派ファンタジー、波乱のTVアニメ第2幕はまだまだ続く!!
歳を経た器物は、やがて“心”を宿し、付喪神となるーー塞神より力を授かり付喪神と対話し、常世へ還す生業ーー”塞眼”。塞眼御三家の一つ・岐家の次期当主、岐兵馬は大切なヒトを奪われ付喪神を憎悪する。千年の都、京都で暮らす長月家の当主、長月ぼたんは”家族”として愛する六人の付喪神と共棲する。過去に囚われ、力ずくで付喪神を封殺し続ける兵馬に、祖父造兵は「彼らの声を聞き、導くこと」を指し示す。祖父が出す条件は今一度、付喪神を見極めるために居候として長月家で家族と共に過ごすこと。付喪神へ正反対の想いを抱く兵馬とぼたん。二人は出逢い、一つ屋根の下で暮らすこととなる。人と付喪神。縁を紡ぐ付喪ノ語り。
これは、私たちの未来の物語――。21世紀に始まったAIの圧倒的な進歩は、社会の発展に寄与する一方、高い知性を持つ機械を道具として使う是非を、人類に突きつけた。そして22世紀後半。人々は「産業AI」とは別格の存在として、人権を持った「ヒューマノイド」を当たり前に受け入れ、共に暮らしている。須堂光は、ヒューマノイドを治す新医科の医者として、ヒトとAIの共存がもたらす「新たな病」に向き合っていく。時に、裏の顔も使いながら……。
シンヨコナイトリターンズ!ひょんなことからコンビを組むことになった吸血鬼退治人(バンパイアハンター)ロナルドと超絶ザコ吸血鬼ドラルク、そして、愛すべきアルマジロのジョン。夜な夜な繰り広げられるギャグラッシュにオータム書店の新たな刺客が参戦し、おなじみのバカと変態たちも大暴れ、ドラルクは変わらず塵と化す!トンデモ吸血鬼蔓延る新横浜の平和と秩序を守れるのか、ロナルド?!
魔術師〈マスター〉と英霊〈サーヴァント〉が、あらゆる願いをかなえる願望機「聖杯」をめぐり戦う――「聖杯戦争」。かつて、日本で行われた第五次聖杯戦争の終結から幾年。新たな聖杯の予兆がアメリカ合衆国西部の都市・スノーフィールドにおいて観測される。そして集う、魔術師〈マスター〉と英霊〈サーヴァント〉達――欠けたクラス。選ばれるはずのないサーヴァント。暗躍する国家。戦争の為に造られた街。――数多のイレギュラーにより、「聖杯戦争」は混迷し、捻じれていく。偽りの聖杯の壇上で踊る、人間と英霊〈サーヴァント〉達の饗宴が幕を開ける――。
各地で起こる不可解な事件を追ううちに、鬼腕の主が全ての謎に関わっていることに気付いた魏無羨(ウェイ・ウーシエン)と藍忘機(ラン・ワンジー)。旅を続ける二人は、霧に覆われた不吉な町「義城」にたどり着き、曉星塵(シャオ・シンチェン)と名乗る盲目の道士と出会う。そして魏無羨と藍忘機は、かつてここ義城で曉星塵と薛洋(シュエ・ヤン)、宋嵐(ソン・ラン)、阿箐(アージン)に起きた凄惨な事件を知ることになるのだった。鬼腕の正体、仙界に渦巻く陰謀、真の黒幕―――全ての謎が解き明かされ、物語はついに結末へ。