白崎純と琉実・那織の神宮寺姉妹は小さいころから家族同然で育った幼なじみ。見た目ボーイッシュで乙女思考な姉・琉実と、外面カワイイ本性地雷なサブカルオタの妹・那織。顔はそっくりだけど全く正反対な2人。純はいつからか芽生えた恋心を抱えながらも、特定の関係を持つでもなく交流は続いていたのだけれど……「わたしと付き合ってみない?お試しみたいな感じでどう?」琉実が発したこの一言が、3人をいびつな三角関係へと導いていく――
遥か東方の果て、ヤナトの国。古来よりこの地では神々の住む頂の世と人間の住む麓の世、二つの世があると信じられている――。頂の世に住まう上級神かつ駄女神のサクナヒメは、武神と豊穣神の間に産まれながら、両親が蓄えた穀を潰しぐうたらな生活を送っていた…そんな中ある日、ひょんなことから神々の都を追放され、鬼たちが巣喰う孤島・ヒノエ島へ!?明日の食糧もままならない未開の離島で、土を耕し米を育てて鬼退治へ。神の世に迷い込んだ人間たちと、ひよっこ豊穣神の、もみ殻舞い散る集団生活が始まる!!