高倉家は双子の兄の冠葉と弟の晶馬、体が弱く病気がちな妹の陽毬の3人暮らし。ある日、出かけた先の水族館で陽毬が倒れ、死亡。だが兄弟の悲しみをよそに水族館で買ったペンギン帽子をかぶった陽毬が起き上がり、「ピングドラムを手に入れるのだ」と宣言した・・・。
1711年、大西洋上。故郷を離れ、新天地を目指す錬金術師たちが悪魔から得たもの・・・・・・それは“不死の酒”だった。その酒を飲み、不死者となった者たちには、お互いが右手で“喰い合う”ことができるという奇妙なオマケがついていた。1930年代のニューヨーク。その裏社会に生きる様々な人々、マルティージョファミリーの少年フィーロと幹部のマイザー、ちょっと間の抜けた泥棒カップルのアイザック&ミリア、マフィアのガンドール三兄弟、不良少年のダラスと妹のイブ、齢200歳を越える錬金術師のセラードと助手のエニスは、それぞれの思惑を持って、互いに関わりのない生活を続けていた。だがセラードが不死の酒を蘇らせた事により、彼らの運命は複雑に交錯していく―。そして、そのニューヨークを目指すのは、シカゴ発大陸横断鉄道フライング・プッシーフット号。偶然乗り合わせた、革命テロリスト「レムレース」のグース&シャーネ、ジャグジー&ニース率いる不良集団、殺人鬼のラッドと婚約者のルーア、ベリアム上院議員婦人と娘のメリー、不死の少年、謎の車掌に情報屋 etc ・・・・・・しかしこの汽車に乗っているのは、「人間」だけではなかった!?伝説の存在であったレイルトレーサー(線路の影をなぞる者:後方の車両から乗客を次々と消し去っていくという伝説の幽霊)まで出現する!?
府上高校でも有名な不良の風間堅次がひょんな事からゲーム製作部の部室を覗いてみると、その中では小火災が発生していた。中にいた部員たちと消火する事には成功するものの、火災を隠蔽するために堅次たちの記憶を奪おうと部員たちに襲われてしまう。必死に逃げる堅次だったが、部長・柴崎芦花に助けられた事をきっかけにゲーム製作部に入部する事になってしまう。
悪の魔術師として人々に恐れられているザガン。不器用で口の悪い彼は、今日も魔術の研究をしながら領内の賊をぶちのめしていた。ザガンは、悪友のバルバロスに誘われて参加した闇のオークション会場で、魔王の遺品として出品された白い髪のエルフの少女ネフィと運命的な出会いを果たす。全財産をはたいて、ネフィを自身の城へ連れ帰ったが、これまで人付き合いをすることのなかった口下手なザガンは、ネフィにどう接していいかわからないまま、まともな会話も出来ず狼狽えるばかり。これからはじまる二人の共同生活の行方は如何に―。口下手な魔術師と美少女エルフのじわキュンラブコメディ。
高校生・芹沼花依は、男の子同士が仲良くしているのを見たり妄想したりするのが大好きな腐女子。ある日、大好きなアニメキャラが死んだショックで体重が激減し、それがきっかけで美少女に変身。すると、校内の4人の美少年からデートの誘いを受けてしまう。まさかのモテ期到来に、果たして花依は!?
父親の再婚をきっかけに、朝日奈家で暮らすことになった女子高生・絵麻。東京、吉祥寺にあるマンション「サンライズ・レジデンス」で彼女を迎えたのは、たくさんの兄弟たちだった。「家族」として、兄弟たちと仲良くなりたいと願う絵麻。しかし、そんな想いとは裏腹に、兄弟たちは彼女への恋心を募らせていく。やがてそれは、彼女を奪い合う、兄弟たちの衝突へと発展して……。
杉元とアシㇼパの新たな旅が始まる!! アイヌから奪われた金塊を巡る生存競争サバイバル、新章開幕ッッ!!! 極寒の地・樺太で「不死身の杉元」こと杉元佐一とアイヌの少女・アシㇼパが再会を果たした後、キロランケの死に直面したアシㇼパが金塊の謎を解く鍵を思い出し、杉元とアシㇼパの間で相棒の契約も更新されるに至った。だが、杉元が第七師団の支配下にある状況に変わりはない。アシㇼパ確保の報を受けた鶴見中尉との対峙が迫る中、共に過酷な旅を生き抜いた白石由竹、谷垣源次郎、月島軍曹、鯉登少尉は各々の目的や役目に従ってどのように動くのか?一方、第七師団と金塊の争奪戦を繰り広げる新撰組「鬼の副長」土方歳三の一味は、引き続き残った刺青人皮の捜索を継続。さらに、杉元らの前から姿を消した尾形百之助の存在も情勢に影響を及ぼす可能性を秘める。北の大地を舞台に再び過熱していく一攫千金サバイバルの行方から目が離せない!
見知らぬ場所で意識を取り戻した主人公の少女は、突如として8月1日以前の記憶を全て失ってしまっていた…。戸惑う彼女の前に現れたのは、自身を『精霊』と名乗るオリオンという少年だった。オリオンの導きにより、彼女は記憶喪失を悟られぬよう手探りで行動することとなる。次第に浮かび上がる周囲の人間関係…。名前も顔も知らない“幼馴染”や“先輩”、そして“恋人”との出会い。記憶のない彼女は、彼らの想いを痛切に感じつつも、それに応えることができずにいた…。失った記憶の先にある『答え』とは…。