突然姿を消したシュラを捜索するため、燐と雪男は兄弟ふたりで青森・永久蛇湖へ向かう。ここは、シュラの出身地――かつて獅郎が彼女を保護した場所だった。捜索を進める中、燐と雪男は、シュラに待ち受ける定めを知る。一方、正十字騎士團日本支部にやってきた四大騎士(アークナイト)のひとり・ライトニングは、イルミナティについての調査を開始する。全ては「青い夜」から始まった――そう推測するライトニングは、徐々に騎士團の暗部へ足を踏み入れることとなる……。
真暦71年。宇宙都市“ダイソンスフィア”の開発によって、総人口の7割が宇宙で暮らす時代。世界は二つの勢力に分かれていた。軍事同盟から発展したドルシア軍事盟約連邦と、貿易協定を拡大させた環大西洋合衆国、通称“ARUS(アルス)”。中立を謳う小国ジオールは、経済的繁栄を手に入れ、平和を保っていた。そのジオールのスフィア内、モジュール77と呼ばれる区画に暮らす高校生、時縞ハルトの平穏な日常は、突然のドルシア軍の侵攻により一変した!ハルトと謎の人型兵器ヴァルヴレイヴとの出会いが、世界を揺るがす。
遠い未来。前地球時代の歴史書「聖譜」の記述に従いながら、人々は歴史再現を行っていた。だが、1648年の記述を最後に更新を止めてしまう。各国は歴史再現を続けながら、その先の未来を切り拓く術を模索することとなった。そして現在、1648年。運命の終わる時「末世」を迎え、世界は大きく変わろうとしていた…。
精霊――無垢なる少女の姿をした異界の存在。そして、その可憐なる外見とは裏腹に、絶大な力を有する畏怖の対象。彼女たちを無力化するには、ふたつの方法があった。武力をもって殲滅する、もしくは――デートしてデレさせる!来禅高校に通う、普通の高校生だった五河士道は、最初の精霊〈十香〉との遭遇をきっかけに、「精霊の力を封印する」という能力に目覚める。強大な戦闘力を持つがゆえ、忌み、恐れられる存在であっても、ずっと一人ぼっちで戦いと死しか知らなかった精霊たち。この世界でただひとり、精霊の力を封印する能力を持った士道は、彼女たちを救うため、美しき精霊たちとの生死をかけた戦争〈デート〉に身を投じていく――。精霊を殲滅しようとする者、救おうとする者。憎しみに駆られる者、利用しようとする者。様々な思惑が交錯する中、やがて世界を真に回す者たちが闇の底からその姿を現す。そして士道もまた、自らの真実の姿を知ることに!加速する物語が帰結するその先にあるものは!?「〈王国〉が、反転した。さあ、控えろ人類」
テラの大地では、原因不明の天災が各地で不規則に発生している。そこで大多数の人々は天災から逃れるために、長い年月を経て開発された移動都市で暮らすようになった。天災の跡地に残された莫大なエネルギーを持つ源石は、文明の飛躍的な進歩に寄与する一方、不治の病——鉱石病をもたらす。鉱石病の感染者は徐々に体が結晶化し、死亡時に新たな感染源となることから、各国で隔離や強制労働の体制が敷かれ迫害の対象になっている。抑圧を受けた感染者は反旗を翻し、レユニオン・ムーブメントを組織して前代未聞の大規模な暴動を引き起こした。鉱石病の治療法を研究する製薬会社”ロドス・アイランド”は、病から全ての人々を救うために武器を取り、自らの往くべき道を進む。
2039年、人類は温暖化に伴う急激な海面上昇により、地上での版図を大きく失った。それに呼応するかのように、霧を纏う謎の軍艦群「霧の艦隊」が世界各地の海洋に出現、搭載した超兵器で人類の艦を攻撃し始めた。人類は持ちうる戦力を投入し、最終決戦「大海戦」に臨むも、「霧」の圧倒的な武力の前に脆くも敗れ去った。全ての海域、運搬経路を「霧の艦隊」によって封鎖され、政治経済は崩壊、人類は疲弊の一歩をたどっていた――― 「大海戦」から7年。士官候補生・千早群像の前に現れた、「霧の艦隊」の潜水艦「イ401」。敵であるはずの「イ401」、そのメンタルモデル「イオナ」との出会いは群像に、そして人類に何をもたらすのか・・・?
宇宙歴X492年――無数の人々が宇宙に飛び立ち、星々を巡る時代。動画配信者B・キューバーのレベッカは、機械の惑星グランベルで重力を操る能力を持つ少年シキと出会う。『魔王』と呼ばれた育て親である機械のジギーの教えにより、何よりも友達を大事にするシキ。そんなシキと友達となったレベッカは、外の世界を知らないシキを宇宙への冒険へと連れ出す。初めての宇宙、初めての景色、初めての人々。目を輝かせ、これからの冒険に想いを馳せるシキと仲間たちを巡る心躍る大宇宙の冒険が今、始まる――
《焔牙(ブレイズ)》――それは超化された精神力によって、自らの魂を具現化させて創り出す武器。千人に一人と言われる《焔牙》の適性を持った者に戦闘技術を教える学校・昊陵学園では、生徒達が《絆双刃(デュオ)》と呼ばれるパートナー制度で絆を結び、ともに魂を高め合う。今、《焔牙》が武器の形ではなく、防具――《楯(シールド)》の形をとってしまった《異能(イレギュラー)》の少年・九重 透流と、銀色の髪を持つ少女・ユリエ=シグトゥーナの物語の幕が上がる。パートナーとの絆で未来を掴みとる、学園バトルアクション!!
「地上を≪魔甲蟲≫と呼ばれる魔物に支配され、天空の浮遊都市へ追いやられた人類は、≪魔甲蟲≫に対抗しうる存在――空戦魔導士を生み出した。空戦魔導士の育成機関である学園浮遊都市≪ミストガン≫の生徒、カナタ・エイジは≪黒の剣聖(クロノス)≫の称号を持つエリートエース。しかし、今では“とある事件”から「裏切り者」の烙印を押され、前線を退いていた。そんなカナタが、“おちこぼれ”と揶揄されるE601小隊の教官に任命される。この小隊に所属するのは、一癖も二癖もある3人の少女。彼女たちに叩き込むカナタの指導法は、荒唐無稽な常識外のものばかりで…「俺がお前たちを最強の空戦魔導士にしてやるよ」“裏切り者”教官の型破りな指導で「最強の空戦魔導士」を目指す!“落ちこぼれ”少女たちの成長の物語が今、始まる。
20世紀初頭。突如出現した異形の敵「ネウロイ」は次々と人類の街を侵略していった。それに対抗できる手段はただ一つ、魔力を持った少女(ウィッチ)のみ。彼女たちは、自らの体に兵器(ストライカー)をまとい、空を舞いネウロイに戦いを挑む。ネウロイの侵略に窮地に追い込まれた人類に残された希望、それは世界各国から最前線ブリタニアに集められ組織された第501総合戦闘航空団。空を駆ける戦乙女。救国の英雄。民衆の憧憬と賞賛を一身に受けて戦う。彼女たちはいつしかこう呼ばれるようになっていた ―― 「ストライクウィッチーズ」と。