これは始まり(ゼロ)に至る物語―――奇跡を叶える『聖杯』の力を追い求め、七人の 魔術師(マスター)が七人の英霊(サーヴァント)を召喚し、最後の一人になるまで戦いを繰り広げる究極の決闘劇……聖杯戦争。三度(みたび)、決着を先送りにされたその闘争に、今また4度目の火蓋が切って落とされる。それぞれに勝利への悲願を託し、冬木と呼ばれる戦場へと馳せ参じる魔術師たち。だがその中でただ独り、己の戦いに意味を見出せない男がいた。彼の名は――言峰綺礼。運命の導きを解せぬまま、綺礼は迷い、問い続ける。なぜ令呪がこの自分に授けられたのか、と。だが戦いの運命は、やがて綺礼を一人の宿敵と巡り合わせることになる。それが――衛宮切嗣。誰よりも苛烈に、誰よりも容赦なく、奇跡の聖杯を求め欲する男だった。大人気ゲーム『Fate/stay night』では断片的に語られるのみだった、10年前に起こった「第四次聖杯戦争」の真実。士郎の養父が、凛の父が、そして若き日の言峰綺礼が繰り広げた戦いの真相が、いま明らかになる!
「クソゲー以外をプレイするなんて、いつ以来だろうな」ディスプレイを使用するゲームが、レトロゲームに分類されるようになった、少しだけ未来の世界。この世界では、最新のVR技術に内容が追いついていない、いわゆる“クソゲー”と呼ばれる作品が大量にリリースされていた。そんな数多のクソゲーをクリアすることに情熱を捧げてきた1人の“クソゲーハンター”陽務楽郎。彼が次に挑んだのはクソゲーの対極、総プレイヤー数3000万人の“神ゲー”『シャングリラ・フロンティア』だった。集う仲間、広がる世界。そして“宿敵”との出会いが、彼の、全てのプレイヤーの運命を変えていく!! 最強クソゲーマーによる最高のゲーム冒険譚、ここに開幕!!
日常的に怪獣が人々をおびやかす世界。怪獣を討伐する「日本防衛隊」への入隊を志していた日比野カフカは、いつしかその夢を諦め、怪獣専門清掃業で働いていた。「二人で怪獣を全滅させよう」かつてそう誓い合った幼なじみの第3部隊隊長・亜白ミナの活躍と、防衛隊を目指す後輩・市川レノとの出会いをきっかけに再び夢を追い始めるカフカ。しかしその矢先、謎の小型怪獣によって巨大な力をもつ“怪獣に変身”してしまう!『怪獣8号』と名付けられ日本中から追われる存在になったカフカは、それでも防衛隊員への夢を諦めず、怪獣災害に立ち向かうのだった――。
西暦5012年。突如地球へと飛来してきた<エイリアン>と、彼らが生み出した<機械生命体>により、人類は絶滅の危機に陥った。月へと逃げのびた僅かな人類は、地球奪還のため、<アンドロイド>の兵士を用いた反攻作戦を開始。しかし無限に増殖し続ける<機械生命体>を前に、戦いは膠着状態に陥る。人類は最終兵器として、新型のアンドロイド<ヨルハ>部隊を地球へと派遣した。西暦11945年。「第243次降下作戦」が決行され、新たに<ヨルハ>部隊の<2B>と<9S>が地球へと派遣される。両名は機械生命体の基幹ユニット<アダム>及び<イヴ>の撃破に成功。これを敵の殲滅、及び永きに亘る戦争終結への好機と捉えた<人類軍>は、機械生命体に対し総攻撃をかける決断を下す。これは運命に翻弄された<アンドロイド>たちの、戦いと願いの記録――。
イタリア、ネアポリスに住む少年ジョルノ・ジョバァーナは、ジョースター家の宿敵・DIOの血を継ぐ息子である。幼少時代に迫害を受けて荒んでいた彼は、一人のギャングの男を救った事をきっかけに「人を信じる」ことを学ぶ。奇妙なことに、恩義を忘れず、敬意を持って自分に接するギャングが、彼の心をまっすぐにしたのだ。そうして、ジョルノは「ギャング・スター」にあこがれるようになった。15歳になったジョルノは、イタリアの裏社会を牛耳るギャング組織「パッショーネ」とトラブルを起こし、狙われることとなり…。
時は2138年。一大ブームを巻き起こした仮想現実体感型オンラインゲーム《ユグドラシル》はサービス終了を迎えようとしていた。プレイヤーであるモモンガは仲間と栄華を誇った本拠地ナザリック地下大墳墓で一人静かにその時を待っていた。しかし、終了時間を過ぎてもログアウトされない異常事態が発生。NPCたちが意思を持って動き出し、さらにナザリックの外には見たこともない異世界が広がっていた。モモンガはかつての仲間を探すため、ギルドネームであったアインズ・ウール・ゴウンを名乗り、異世界にその名を轟かすことを決意。これまでは余計な争いを避けるため目立たぬよう行動してきたアインズだが、ついにその超越者たる力を見せつけるべく表舞台に姿を現す。「喝采せよ。我が至高なる力に喝采せよ―。」
魔術に大切なものは、“家柄“・”才能“・”努力“……。魔術を深く愛しながらも、血筋と才能に恵まれずに非業の死を遂げた“凡人“の魔術師。死の間際に「もっと魔術を極め、学びたかった」と念じた男が転生したのは、強い魔術の血統を持つサルーム王国の第七王子・ロイドだった。過去の記憶はそのままに、完璧な血筋と才能を備えながら生まれ変わった彼は、前世では成しえなかった想いを胸に、桁外れの魔力で“気ままに魔術を極める“無双ライフをエンジョイする!
彼らは夢を見る。いつの日か大空へはばたく夢を。ガラスによって遮られたその空が、どれだけ遠いものだと知っていても。遠い未来。人類は荒廃した大地に、移動要塞都市“プランテーション”を建設し文明を謳歌していた。その中に作られたパイロット居住施設“ミストルティン”、通称“鳥かご”。コドモたちは、そこで暮らしている。外の世界を知らず。自由な空を知らず。教えられた使命は、ただ、戦うことだけだった。敵は、すべてが謎に包まれた巨大生命体“叫竜”。まだ見ぬ敵に立ち向かうため、コドモたちは“フランクス”と呼ばれるロボットを駆る。それに乗ることが、自らの存在を証明するのだと信じて。かつて神童と呼ばれた少年がいた。コードナンバーは016。名をヒロ。けれど今は落ちこぼれ。必要とされない存在。フランクスに乗れなければ、居ないのと同じだというのに。そんなヒロの前に、ある日、ゼロツーと呼ばれる謎の少女が現れる。彼女の額からは、艶めかしい二本のツノが生えていた。「――見つけたよ、ボクのダーリン」
時は近未来――2040年の日本・東京。ある難病に侵された青年・怜人は幼なじみの絵理沙と再会を誓い、病を治すため“コールドスリープ”することに。5年後に目を醒ますと、世界は大きな変貌を遂げていた。MK(Male Killer)ウイルスによって地球上の99.9%の男性が死滅。地上は5人の男に対して50億の女性が存在する、超ハーレムとなっていた。MKウイルスへの抵抗力を持つ男性“ナンバーズ”は、わずか5人。その1人である怜人は、残された女性たちと人類の存続のため“メイティング”(子作り)することを求められる。パンデミック後の世界に待っていたハーレム生活。同時に、怜人はナンバーズを巡る世界的な陰謀に巻き込まれていく。押し寄せる誘惑を乗り越え、世界を救うことはできるのか。
この「国」は、何かを隠しているー。"地下(ネザー)"での激戦を終え、シンラたちは「伝導者」の野望を知る。その目的は、特殊な炎「アドラバースト」の使い手を集めて弐佰伍拾年前の大災害を再び起こし、世界を滅ぼすことだった。自らもアドラバーストを持つシンラは、伝導者に追われる身ながら、その策略を潰すべく奔走を続ける。新たなアドラバーストを持つ少女との出会い、そして、ひた隠しにされてきた皇国の要たる天照<アマテラス>の大いなる秘密。炎に狂わされ、炎に導かれし少年は、一歩ずつ、真実へと近づいていく。