街道から外れた荒野。足元に白骨が広がり周囲は切り立った崖。千変の刺客・メローナと対峙する髪の長い覆面の少女。少女はメローナの肩口に剣を振り下ろす。体を切り裂かれるメローナ、だが、血は一滴も流れない。余裕のメローナは少女の隙をつき、覆面を切り落とす。メローナが言う「あれ!?キミ、誰?」少女が名乗る。「私の名はレイナ…高貴なる戦士レイナだ!」貴族の身分を捨て、己の実力を試さんと旅に出るレイナ。レイナは様々な美闘士たちとの出会い、また、行く手を立ちふさがる者たちとの闘いのなか、世界は広く、見知らぬことばかりであることを実感する。そして、生き方の違う姉、雷雲の将・クローデットとの確執。彼女は旅を通して、傷つきながらも成長し、クイーンズブレイドへの参加を決意する…。クイーンズブレイド、それは神の名の下にもっとも強く、もっとも美しい女王を選ぶ闘技大会。誰がその栄光ある玉座につくのか、それは戦ってみなければ判らない。
ねえ、知ってる?かもめ学園の七不思議、七番目の噂話。旧校舎3階の女子トイレ。そこには花子さんがいて、何かひとつを代償に呼び出した人の願いを叶えてくれる。呼び出し方はノックを3回。そして――「花子さん、花子さん、いらっしゃいますか?」七不思議七番目『トイレの花子さん』こと“花子くん”と縁を結んだ少女・八尋寧々。祓い屋の少年・源 光。2人は花子くんと共に、改変された七不思議や怪異たちの噂を元に戻すため、日々奔走していた。ある日、花子くんは言う。七不思議の中に裏切り者がいる、と。寧々たちは裏切り者を炙り出すため、七不思議の依代を破壊していく。二番目『ミサキ階段』、五番目『16時の書庫』を壊し、残る七不思議は『トイレの花子さん』を含めると五つ……一方、その裏で花子くんの弟・つかさは、七峰 桜、日向夏彦、そして新たに七不思議三番目『カガミジゴク』となったミツバと共に、寧々たちがまだ見ぬ七不思議に近づいて――
19世紀末ロンドン。共和国のスパイ集団であるチーム白鳩に新たな任務が課せられた。それはとある古本屋店主の共和国への受け渡し。王国により拘置所に拘束されていた古本屋店主をアンジェとドロシー、ちせの連携で奪還に成功する。一方その頃、王国では女王暗殺未遂事件を契機に“スパイ狩り”が激しさを増し、共和国側のコントロールでは緊張が張り詰めていた。コントロールは、王国王室に派遣しているスパイが“二重スパイ”である可能性があると推測。真相を探るため、チーム白鳩に王室内に送り込んでいるスパイ、コードネーム“ビショップ”との接触を命じる。果たして、新たな任務の行方は。そして“ビショップ”とは何者なのか―――
どうあがいても、クソ。
山間の「乙橘学園」に通う女学生・来栖川姫子と姫宮千歌音、そして姫子に恋する大神ソウマの3人は平和な学園生活を謳歌していた。しかし16歳の誕生日をむかえた姫子の身体に異変が起きる!さらに姫子を狙う敵・オロチ衆が襲来し、学園は壊滅状態に陥ってしまう!実は姫子こそ、古代の邪神ヤマタノオロチを封印した“陽の巫女”の生まれ変わりだったのだ。そして、自らのオロチの血に覚醒してしまったソウマだったが、愛する姫子を守るため自ら呪縛を解き、凶悪なオロチ衆達との戦いを決意する!そんな二人を見守る千歌音にも、重大な秘密が隠されていたのだった!!
パズルが大好きな高校生・大門カイトは、ある日、幼なじみで同級生の少女・ノノハとともに、学園近くの地下遺跡に隠された「解けない迷路」に挑む。それは謎の頭脳集団・【POG】が作り出し、挑戦者の命を奪うワナがいくつも仕掛けられた【賢者のパズル】だった。その地下迷路には、【オルペウスの腕輪】という「財」が封じられていた。腕輪を手に入れたカイトは、世界のどこかにある【神のパズル】を解くことができる存在=【ファイ・ブレイン】の候補者として認められ、【アインシュタインの称号】を受ける。それは、POGとの賢者のパズルをめぐる長い戦いの始まりでもあった。カイトとノノハ、そして2人の周りに集うファイ・ブレインの候補者、ギャモン、キュービック、アナたちは、果たしてPOGとの命がけのパズル・バトルを勝ち抜き、ファイ・ブレインと神のパズルの謎を解き明かすことができるか?
ファリョンから、これまでの一連の出来事の真実、そしてビオレが""二十五日の夜""であることを聞かされたクンは、夜を再び仲間とするため、王野たちとともに塔の30階で開催される工房戦へ出場を決意する。FUGの次期スレイヤー候補ビオレを中心にしたFUGチーム。王野とクンが手を組んだチームらーめん丸。エンドロシ、アナクらが参加するシビスチーム。それぞれの思惑が複雑に交錯する中、今回の工房戦で栄冠を掴むのはどのチームか!?
ある日、地球はグレイ型エイリアンに襲われた。 エイリアンの攻撃になすすべもなく壊滅状態の航空自衛隊を救ったのは、 実在するはずのない人間の顔を持つ“伝説上の生き物”だった。 国家はその事件で彼らが地球で共存していたことを初めて認識することとなり、 彼らを≪境界人≫と呼び監視下においた。 そして数年後……移民や不可解なテロ事件が発生し、混沌とする世界にある機関が発足された。それが≪マージナルサービス≫ ≪境界人≫専門の犯罪を取り締まり、その存在を徹底的に隠蔽する機関である。 舞台はジャパン澁宿…… 集められた精鋭たちがジャパンの誇り“ニッカポッカ”をまとい、 日夜≪境界人≫と対峙しながら地球を守る物語である。
キタカガミ市に住む中学生アマツガ・ヒカルはある日、謎の“ウデ”型機械生命体 アルマと出会う。アルマはヒカルからエネルギーを得ようと彼の身体への結合を試みるも失敗。なんとヒカルが着ていたパーカーに結合してしまう。 一方その頃、メカウデ達の自我を奪い兵器にすることを企む大企業“カガミグループ”はアルマの身柄を追っていた。そしてメカウデ達をカガミグループから解放するため活動する組織“ARMS(アームズ)”もアルマを探す。 そんな中、記憶を失って困っているアルマを見捨てることができなかったヒカルはアルマが結合したパーカーを羽織り、メカウデ使いたちが繰り広げる大事件に巻き込まれていく……
魔界フェリシダ――。そこには「魔界人」と呼ばれる人々が、モンスターたちと共生していた。5大陸の1つ、アウリオン大陸に住む少年・テンもその一人であった。彼は、モンスターたちを種から育て収穫し、使役する「ファーマギア」であり、各大陸を治める領主・竜顎六柱将(オラシオンセイス)になるため最強のモンスターの種を育てていた。そんなある日のこと……、突如としてもたらされた「魔王・ディルクロム」の死によって世界は一変する――。人々の悲しみも束の間、新魔王となった竜顎六柱将(オラシオンセイス)の一人、グラーザによる支配が始まるのだった。大切な人たちを守るため、最強のファーマギアになるため……テンは仲間のファーマギアとモンスターと共に竜顎六柱将(オラシオンセイス)に立ち向かう!