舞台は16世紀初頭のフィレンツェ。絵画や彫刻が盛んな都で貴族の娘として生まれたアルテは、物心ついた頃から絵を描くことに夢中。いずれは画家になるという夢を抱きながら日々を過ごすアルテだったが、時代の流れが「女性が画家になること」をよしとしなかった。そこでアルテは、人生最大の決断を迫られる……。ルネサンス期に、ひとりの少女が夢に向かってひた走る、ヒューマンドラマ。多くの困難にぶつかりながらも、絵を描きたいと願う熱意と「自分らしく」生きようとする前向きな姿を描くその物語は、ふれるすべての人々の共感を呼び起こす。
この世界には、変な奴らがいる。短いと数日、長いと何百年も生きてある日パタッと消えてしまったり。名前も人格も変わったり、どこかの誰かのふとした思いつきで突然現れたり。この上なく変な存在なのに、ゆる~く普通に受け入れられてて、そして上司からはこき使われる。これはそんな変な奴らのお話。
二六〇年余り続いた江戸時代が終焉を迎え、明治という新たな時代が幕を開け始める。しかし、そこには士道を貫かんと、身命を賭して戦い続ける男たちがいた。薩長土を中心とした新政府軍と、徳川家臣を中心とした旧幕府軍との熾烈な争い--戊辰戦争に身を投じていく新選組。自らの宿命に手繰り寄せられるように、彼らは苛烈な道へ歩を進めていく。
魔王・織田信長を元主にもつ4振りの刀剣男士たち。彼らは信長が暗殺される本能寺の変へと出陣することに。葛藤の先に彼らが守る歴史とは。これは、廻る歴史の始まりの物語―
文久三年二月――浪人に襲われ行き倒れていた井吹龍之介は、壬生浪士組として上洛の途中であった芹沢鴨に拾われる。武士を目指し、志を同じくする者が集う浪士組。近藤とともに名を上げるべく尽力する土方歳三と、組のために動きながらも傍若無人な振る舞いをみせる芹沢鴨…「武士」という在り方を軸に対立する二人を見ながら、「武士」を嫌う龍之介もまた自らの生き方に疑問を抱き始める。後に「新選組」と呼ばれることとなる男たちの“覚悟”の物語――
「彼」と世界の愉快な仲間達を描いた、ワールドワイドなヘタレストーリー!女の子が大好き、陽気で憎めない「イタリア」と、厳格できまじめな「ドイツ」を中心に「日本」「イギリス」「アメリカ」「フランス」などの人物が繰り広げる、コミカル・ショートストーリー!!1話約5分のショートスタイルにゆる~い笑いを詰めこんでお届けします♪
女の子が大好き、陽気で憎めない「イタリア」と、厳格できまじめな「ドイツ」を中心に「日本」「イギリス」「アメリカ」「フランス」などの人物が、ためになる世界史のエピソードや文化・習慣にちなんだやりとりをコミカルにくり広げる!!1話約4分のショートスタイルにゆる~い笑いを詰めこんでお届けします♪
杉元とアシㇼパの新たな旅が始まる!! アイヌから奪われた金塊を巡る生存競争サバイバル、新章開幕ッッ!!! 極寒の地・樺太で「不死身の杉元」こと杉元佐一とアイヌの少女・アシㇼパが再会を果たした後、キロランケの死に直面したアシㇼパが金塊の謎を解く鍵を思い出し、杉元とアシㇼパの間で相棒の契約も更新されるに至った。だが、杉元が第七師団の支配下にある状況に変わりはない。アシㇼパ確保の報を受けた鶴見中尉との対峙が迫る中、共に過酷な旅を生き抜いた白石由竹、谷垣源次郎、月島軍曹、鯉登少尉は各々の目的や役目に従ってどのように動くのか?一方、第七師団と金塊の争奪戦を繰り広げる新撰組「鬼の副長」土方歳三の一味は、引き続き残った刺青人皮の捜索を継続。さらに、杉元らの前から姿を消した尾形百之助の存在も情勢に影響を及ぼす可能性を秘める。北の大地を舞台に再び過熱していく一攫千金サバイバルの行方から目が離せない!
ある秘宝を狙い、孤島に侵入するルパン三世。そこでルパンは美しくも妖しい女と出会う。その女の名は「峰不二子」と云い、流行りの謎多き女怪盗である…。甘美で危険な2人の邂逅が、この物語の始まりを告げる。不二子の前に現れる4人の厄介で型破りな男達…。神出鬼没な世紀の大泥棒「ルパン三世」、早撃ち0.3秒の天才ガンマン「次元大介」、剣の道に生き、時に殺しも請け負う「石川五ェ門」、ルパン逮捕に強い執着を持つ男「銭形警部」。決して交わってはいけない5人が、予測不能な軌道を描きながら、ぶつかりあい火花を散らす!
西暦200X年。海上自衛隊の新鋭イージス護衛艦「みらい」が、南太平洋上で行われる米軍との合同演習に参加するため、横須賀基地から出航した。だが途中、正体不明の嵐に遭遇。嵐ののち、霧の中から現れたのは戦艦「大和」率いる連合艦隊・・・! 「みらい」は太平洋戦争の只中に降り立ったのだった。日米形勢逆転の転換点とも言えるミッドウェー海戦を目の当たりにした「みらい」は、己の立ち位置を知る。60年後の近代兵器を備えたその存在は、歴史を変えてしまうほどの脅威を持つ――。副長の角松洋介は、海上で遭難していた一人の海軍将校を救出した。男の名は草加拓海。「みらい」の中で戦争の結末と戦後の日本の在り様を知った草加は、帝国海軍少佐としてではなく、己が信念のために動き出す。狂い始めた歴史の歯車。草加は何をしようとしているのか?専守防衛を貫こうとする「みらい」が選ぶ道は?誰も見たことのない歴史が今、幕を開ける。