荒城ユキヤ、たぶん14歳。普段はひとりでDJやってます。親の影響で、小さい頃からハウスミュージックを聴いてたから……プレイ動画もちょこちょこアップしたりして。誰かに何かを伝えたい。認められたい、必要とされたい。けど、傷つくのは怖い。どこか噛み合わない日常……ある日、視聴数を稼ぎたくてやったことが、取り返しのつかないことになってしまった。『あの世界』からの生放送。それをきっかけにボクは狙われ、人の願いと、想いの渦に巻き込まれていく。自分ひとりではどうにもできない状況……でも、誰かと一緒なら――。
千年もの昔から、世界には対等の力を持つ2つの強大な国が存在していた。1つは『ラファエルの瞳』という神の加護を受けしバルスブルグ帝国。もう1つは『ミカエルの瞳』という神の加護を受けしラグス王国。だが十年前、両国の間で激戦が起こり、遂にラグス王国は滅びる。そして十年後…落城寸前のラグス王国の風景—「テイト、お前はいつか本当の使命を知る日がくるだろう」首飾りをした男がテイトの夢に現れ、そう告げた。「また、あの夢だ…」困惑するテイトに声をかける親友のミカゲ。2人は栄誉あるバルスブルグ帝国陸軍士官学校の生徒。 あこがれのホークブルグ要塞に入るため、卒業試験に挑む2人は卒業後の事で胸を期待で膨らませていた。だが、「ブラックホーク」の異名を持つ戦闘部隊を率いるアヤナミ参謀長官に 出会った時テイトの記憶が甦る。「夢で見た男・・・」その側に立つのは血まみれの剣を持ったアヤナミだった…。そして、静かに血の海に横たわる男。「あれは…俺の父さんだ!」テイトは自分が滅びたラグス王国の王子であった事を知る。そして、テイトは軍を脱走する—
天才魔法律家――六氷透(ムヒョ)と、その助手ーー草野次郎(ロージー)が帰ってきたーー!名コンビ、ムヒョとロージーの前に現れたのは、全国九十九カ所に魔法律事務所の支部を持つ、ゴリョーグループの総帥、五嶺陀羅尼丸。そして、その助手である恵比寿花夫であった。両者は、魔法律家のプライドを賭け、勝負をする。そして、その果てに、ムヒョとロージーの関係に、決定的な亀裂が生じることにーー!二人は、それぞれにはだかる試練に立ち向かい、ふたたび、最強のコンビを目指す!
あの日、フェストゥムが竜宮島に突如飛来し、「あなたはそこにいますか・・・」と問いかけたあの日から、1年前。総士・一騎たちのⅠ学年上級生である、将陵僚たちが通う竜宮島中学校では、季節外れの卒業式が行われていた・・・。そう、それは彼らを待ち受ける運命の序章であった・・・。
杉元とアシㇼパの新たな旅が始まる!! アイヌから奪われた金塊を巡る生存競争サバイバル、新章開幕ッッ!!! 極寒の地・樺太で「不死身の杉元」こと杉元佐一とアイヌの少女・アシㇼパが再会を果たした後、キロランケの死に直面したアシㇼパが金塊の謎を解く鍵を思い出し、杉元とアシㇼパの間で相棒の契約も更新されるに至った。だが、杉元が第七師団の支配下にある状況に変わりはない。アシㇼパ確保の報を受けた鶴見中尉との対峙が迫る中、共に過酷な旅を生き抜いた白石由竹、谷垣源次郎、月島軍曹、鯉登少尉は各々の目的や役目に従ってどのように動くのか?一方、第七師団と金塊の争奪戦を繰り広げる新撰組「鬼の副長」土方歳三の一味は、引き続き残った刺青人皮の捜索を継続。さらに、杉元らの前から姿を消した尾形百之助の存在も情勢に影響を及ぼす可能性を秘める。北の大地を舞台に再び過熱していく一攫千金サバイバルの行方から目が離せない!
それは、極限の世界で戦う人々の絆の物語―この時空に存在する、無数の並行世界のひとつ―そこで人類は、戦術歩行戦闘機(戦術機)と呼ばれる人型兵器を駆り、人類に敵対的な地球外起源種「BETA」と数十年にわたる戦いを続けていた。滅亡の危機に追い詰められた人間たちが、過酷な運命の中でどのような生き様をみせていくのか―
キムラック教会総本山での戦いは、オーフェンの義姉アザリーの犠牲によって終結した。行方知れずとなったアザリーを探すため、オーフェンの旅は続く。道中、オーフェン一行は謎の女剣士ロッテーシャと出会い、彼女を巡る騒動に巻き込まれてゆく。ドラゴン種族の≪聖域≫からの暗殺者との衝突。かつての兄弟子との再会。やがて明らかになるロッテーシャの正体とその目的。オーフェンの新たな戦いが始まった。
時は、群雄割拠の戦国時代―天下を狙うつわものたちが、全国各地で鬨を上げた。高まる乱世の機運。武将たちによって、開かれた戦端はたちまち全国を席巻し戦国の世の勢力図は、めまぐるしく塗り替えられていった。名だたる猛将達のあくなき戦いの中、天下は尾張の第六天魔王・織田信長が、手中に収めようとしていた。だが、北から蒼の装束に身を包んだ隻眼の若き武将が無数の騎馬軍団を従え、名乗りをあげた。その男は、奥州筆頭・独眼竜こと伊達政宗。狙うは信長の首、天下統一!
百年戦争が続く戦乱の世。家族も友もいない孤独な剣士ガッツは、傭兵集団“鷹の団”を率いるグリフィスに強さを認められ、入団する。彼は、数々の戦闘で圧倒的な強さを見せると共に、次第に仲間たちやグリフィスとの絆を深めていく。やがて、鷹の団はミッドランド王国の正規軍にのし上がるが、それはグリフィスの目指す「夢」へのはじめの一歩にすぎなかった。一方、ガッツは、グリフィスの「夢」に取り込まれ剣を振り回すだけの人生に疑問を抱き始める。だが、ガッツはまだ知らない。果てなき「夢」が二人に与えた、恐るべき宿命を──
西暦200X年。海上自衛隊の新鋭イージス護衛艦「みらい」が、南太平洋上で行われる米軍との合同演習に参加するため、横須賀基地から出航した。だが途中、正体不明の嵐に遭遇。嵐ののち、霧の中から現れたのは戦艦「大和」率いる連合艦隊・・・! 「みらい」は太平洋戦争の只中に降り立ったのだった。日米形勢逆転の転換点とも言えるミッドウェー海戦を目の当たりにした「みらい」は、己の立ち位置を知る。60年後の近代兵器を備えたその存在は、歴史を変えてしまうほどの脅威を持つ――。副長の角松洋介は、海上で遭難していた一人の海軍将校を救出した。男の名は草加拓海。「みらい」の中で戦争の結末と戦後の日本の在り様を知った草加は、帝国海軍少佐としてではなく、己が信念のために動き出す。狂い始めた歴史の歯車。草加は何をしようとしているのか?専守防衛を貫こうとする「みらい」が選ぶ道は?誰も見たことのない歴史が今、幕を開ける。