―――2020年、新東帝都。その中心にそびえる嵩天で、ひとりの男が高らかに「鶺鴒計画」の始動を宣言する。嵩天より放たれた108羽の「セキレイ」は神代の力を身に宿し、主たる「葦牙」を求め人の世に降り立つ。帝都を戦場とし、最後の一羽となるまで、闘って闘って、闘い抜くセキレイたちの運命。すべては、葦牙をいと高き「嵩天」へと導くために。愛する者と永遠に婚ぐために。主人公・佐橋皆人は、結、月海、草野、松──4羽のセキレイと出会い、その葦牙となった。そして自らの意志とは関係なく、帝都を舞台にした壮大なるゲーム──「鶺鴒計画」へと巻き込まれてしまう。『帝都封鎖』。鶺鴒計画も第弐段階へと進み、セキレイ達のバトルロイヤルがますます激化する中、皆人達は帝都脱出を試みる鷸ハルカとそのセキレイ・久能と出会う。彼らの脱出に手を貸した皆人達は、M・B・Iの狗“懲罰部隊”と激闘の末、二人を帝都から脱出させることに成功するのだった。それから数日……いつもと変わらない平和な日々を過ごす皆人達。しかしその裏では、『鶺鴒計画』が新たなるステージへと進み始めていた──。
淡路島激闘編、ここに開幕――!鬼神の襲来により、人ではなく“鬼”が覇権を握る日ノ本。“最強の武士団”結成を誓い、故郷を飛び出した武蔵と鐘巻小次郎は旅の途中で出会った服部つぐみと3人で「鐘巻武士団」を結成。鬼を倒す唯一の武器である「鬼鉄刀」を手に入れ、夢への一歩を踏み出した。そして播磨で、武蔵たちは上杉竜臣率いる大武士団「上杉武士団」と出会う。彼らの目的は、淡路島を飲み込んだ巨大鬼神“砲戦竜八岐大蛇”の討伐。そこには武田尚虎率いる「武田武士団」や武蔵と同年代の武士である島津秋弘や尼子勝巳たちどこか浮世離れした人見知りの姫・猿渡みちるの姿もあった。さまざまな思惑が渦巻くなかで、武蔵たちも鬼神退治に参戦する。対する八岐大蛇は、“一度も傷ついたことがない”鉄壁の鬼神。武蔵たちの新たな闘いは、いまだかつてないほど苛烈を極めようとしていた――。
天地乱る混沌の時代――人と妖怪が共存する平和な土地があった。そこは、文明と信仰の源・桃源郷。その地を、突然の異変と恐怖が襲った。今まで平穏に暮らしていた妖怪たちが自我を失い暴走しだしたのだ。異変の元凶は、かつての大妖怪、『牛魔王』の蘇生実験によるものらしい。この世界で禁忌とされている科学と妖術との混交によって、今、牛魔王の復活が果たされようとしていた。それにより、負の波動が大地を覆いつくしたのだ。事態を重く見た天界では、『玄奘三蔵』に牛魔王復活阻止の命を下す。それは、負の波動にも犯されないあの三人・・・、そう『孫悟空』、『沙悟浄』、『猪八戒』とともに遥かなる西域・天竺国を目指す旅のはじまりであった。そのころ天竺国『吠登城』では、牛魔王蘇生実験をもくろむ張本人、牛魔王の愛人でもある『玉面公主』により三蔵一行の抹殺命令が『紅孩児』に下される。紅孩児は牛魔王の息子であり、玉面公主の呪縛によって封印された母『羅刹女』を救い出すため、自ら彼を慕う腹心とともに闘いを挑む・・・。三蔵たちは牛魔王蘇生実験を阻止し、破滅へと向かいつつある桃源郷に再び平和を取り戻すことができるのか!?
「黄金の種族」の呼びかけに各種族は応え、宇宙への進出を果たした。最後に進出を果たした人類は「鉄の種族」と呼ばれた。時は流れ、人類は「銀の種族」らの脅威にさらされ、存亡の危機を迎えていた。人類存続をかけて旅立った王女・ディアネイラは、エイジと出会う。そして、この出会いが宇宙の運命を変えてゆく…。
平安の世より受け継がれている無手をもって戦うという伝説の武術、「陸奥圓明流」・・・その不敗の道を歩み続ける陸奥圓明流を継ぐものたちがそれぞれの時代の剣豪たちと対決する壮大なストーリー。宮本武蔵編:時は江戸時代初期、徳川幕府における諸国統一がなされたばかりの日本国内は、いまだ乱世の夢を見果てぬ者達が己の腕を競い合い、命を賭ける時代でもあった。それら兵法者、第一の呼び声も高い時代の巨漢“宮本武蔵”が“修羅”と出遭う。最強の男を目指す者達の宿命の対決が始まる。/第二部 寛永御前試合編:時代は変わり江戸寛永時代。柳生の陰謀渦巻く中、まさに開かれんとする御前試合、徳川家光の眼前に最強を目指す者達が集い、闘いの火花を激しく散らす。柳生十兵衛と陸奥天斗の死闘の行方は・・・/第三部 風雲幕末編:幕末―尊王、左幕、攘夷派、開国論者と人々の主義主張が入り乱れ、その生き方があらたに問われる時代―陸奥出海は世界へ目を向ける坂本龍馬と出会い、友となる。だが、激しい時代の流れは二人を引き裂き、やがて出海は「新撰組」沖田総司、土方歳三との対決を迎えることになる。
巨大な大陸が1つだけある世界。 そこは二つの連邦に分かれて、長い間不毛な戦争を繰り返していた。 そんな中で、物語は孤児院で育った少女・アリソンと、少年・ヴィルが「戦争を終わらせる価値がある宝」を探す冒険から始まる。やがて時代が流れ、アリソンの娘・リリアと、ボーイフレンドのトレイズが活躍する話へと展開していく――。
とある惑星の「シティ」と呼ばれる架空の都市…そこは大ボス・ビッグダディ率いる「ミレニオン」という組織に牛耳られていた。貧困の中から「ミレニオン」に身を投じた二人の若者がいた。社交的で頭が切れ、野望に燃える男-ハリー・マクドウェル。寡黙で目立たないが、信念と行動力を持つ男-ブランドン・ヒート。幼い頃から親友同士だった二人はめきめきと頭角を現し、組織の新しい「顔」として知られるようになる。ある日、ハリーは敵対組織の進めていた秘密計画を知る。それは、最新技術で死人を「再生」し、無敵兵士として蘇らせるというものだった。ビッグダディは「神をも恐れぬ所業」として、計画の阻止を命ずるが、ハリーは独断で計画を横取りし、研究を続行させる。ビッグダディの願いを受け、ハリーの暴走を止めようとするブランドン。だが、ハリーはブランドンに「凄い秘密を手に入れた。ボスを殺して組織を乗っ取ろう」と誘いかける。拒絶するブランドンを、ハリーは射殺する。ハリーが実権を握った「ミレニオン」の暴走が始まる。病床にあるビッグダディには、もはやハリーを止めることはできない。「…これは許されざる行為だ。だが、過ちを正すにはこうするしかない」ビッグダディはブランドンに救出されたDr.Tの力を借りて死んだブランドンを「死人兵士」として蘇生させる…蘇った男の新たな名は-ビヨンド・ザ・グレイヴ。巨大な二挺拳銃と、武器を満載した棺桶を携えた人間兵器・グレイヴ。蘇るの後藤圭二。女子高生・生沢ルリ子は、異空間から膨大なエネルギーを呼びこむ門“ゲート”を管理するゲートキーパーの一人。地球防衛機構イージスに所属する彼女は、地球を襲う球体インベーダーと戦っていた。
1945年、太平洋戦争が終わった頃、ユーラシア大陸より史上最悪の生物・幻獣が出現。人類は抵抗を試みるものの、まるで歯が立たず、ひたすら消耗戦を繰り返すのみとなった。そして半世紀、いまだ人類は闘い続けている。 1999年の九州・熊本が本作の舞台。幻獣に対抗するために組織された5121部隊。所属する速水厚志、志村舞らを中心とした少年少女たちが、人型戦車(HWT)「士魂」を操り、幻獣と死闘を繰り広げる日々を背景に、部隊の生活を学園青春ドラマとしても描く。
戦争があった―。敵対するフロスト共和国との永きに渡る戦乱……。停戦が結ばれて三年の月日が流れたにもかかわらず、国民の困窮はいっこうに解消されてはいなかった。事態を憂慮した軍上層部は、飢餓、疫病、野盗化兵といった“戦災”からの復興を任務とする部隊 ― 陸軍情報部第3課を設立する。帝国の不穏な状況、貧者の反発にも屈せず、貴族の誇りにかけて復興を成し遂げようと日々奮闘するアリス少尉。そして、謎の極秘部隊への所属歴を持つ、驚異的な戦闘能力を有するオーランド伍長。心に深い傷を負う彼は、新たな環境下、仲間たちとの交流を通じて“戦災”と対峙し、自らの進むべき道を模索していく・・・。社会を覆う欺瞞と腐敗の分厚い皮を、切り裂き、中身を暴き出す―。ゆえに彼らは自らをこう名乗る。「パンプキン・シザーズ」と!
宇宙に憧れている15歳の少女、片瀬志麻は、宇宙ステーション・ファウンデーションII、通称ステルヴィアで宇宙学園に入学することを決めて、一人宇宙に向けて旅立った。仲間たちとともに憧れのオーバビスマシンに搭乗し、才能を発揮する志麻。しかし、ステルヴィアは次第に惑星圏同士の駆け引きに巻き込まれていって…。