平凡なスクールライフを送る男子高校生・多華宮仄と、文武両道、容姿端麗で、生徒たちから『姫様』と呼ばれるほど絶大な人気を誇る学園一のマドンナ・火々里綾火。クラスメイトながら住む世界が違うふたりであったが、ある日の放課後、『塔の魔女』の事件に巻き込まれた多華宮仄のピンチを、魔女の姿をした火々里綾火に救われ急接近する。実は彼女は、多華宮仄を護ることを唯一の使命とする “魔女”だったのだ。平凡な高校生だった多華宮仄の日常は、いったいどこへ向かうのか…!?
原作は、岩明均(いわあきひとし)により1989年~1995年にかけて講談社「アフタヌーン」にて連載され、累計1200万部を誇る大人気コミック(アフタヌーンKC全10巻、完全版全8巻)。平凡な高校生である泉新一は、ある日突然地球に飛来してきた「パラサイト」の襲撃を受ける。間一髪で脳への寄生は免れるが、パラサイトは新一の右腕に寄生、同化してしまう。右手にちなんで「ミギー」と自ら名乗るパラサイトと人間の奇妙な共生生活が始まること―。周囲に真実を話すことができず悩んでいた新一だが、やがて新一とミギーは友情に近いものを感じるようになっていく。しかし、新一とミギーの前には他のパラサイトが現れ始め、次々に人を殺し、また人がパラサイトを殺す事態に発展。新一の同級生・里美にも危険が迫る。その中で、高校教師として目の前に現れたパラサイトの田宮良子らパラサイトたちにもそれぞれの価値観が生まれ始める。「われわれはなぜ生まれてきたのか?」地球を壊し続ける人間たちを淘汰するために生まれてきたというパラサイトたち。そのパラサイトを殺し、生き延びようとする人間たち。「果たして生き残るべきはどちらなのか?」それでも、地球を、そして愛する人を守らなければいけない。ゆらぐ価値観の中で、新一とミギーはパラサイトとの戦いに身を投じていく。
創聖紀0011年の地球――人類は、その人口の2/3を失っていた。11年前の大異変が原因である。南極の氷が溶解し、1万2千年前に滅びたはずのアトランディアが出現、翼をもつ“堕天翅族”が蘇った。彼らは生物機械兵器“神話獣”を次々と人類の都市に送り込み、人間を捕獲していった。生体エネルギー“プラーナ”を摂取するためである。一方、人類は反撃を期して、海底遺跡から3機のハイブリッド戦闘機“ベクターマシン”を発掘していた。1万2千年前、堕天翅族を滅亡へ追い込んだとされる伝説の兵器である。ベクターマシンが合体することにより、 “機械天使アクエリオン”が姿を現す。アクエリオンを動かすには、マシンの機械生命と感応、共鳴できる“エレメント”と呼ばれる人間が必要だ。それには特に鋭敏な五感や純真な魂が要求されるため、10代半ばの少年少女たちがパイロットとして集められた。そして、ついに“機械天使アクエリオン”の合体するときが来た・・・。
すべての事物に霊魂が宿り、その霊を召喚できる人間は召喚師と呼ばれている。ごく普通の高校生、アジェ。料理が得意な彼は、ある日自身が作った料理で、うっかり女神を召喚してしまう。ドラと名乗るその女神に導かれ、召喚師としての人生を歩み始めたアジェ。トラブルの絶えない日々の中で、少しずつ召喚師の仲間も増えていく。そして、アジェの過ごしてきた日常は少しずつ変化し、ドラと共に召喚師としての運命に巻き込まれていく―
―――ふたりを繋ぐ“勇気” 人型装甲兵器『ティタノストライド=通称TS(ティーエス)』が発達した時代。各国軍は“ハワイ オアフ島”に集結。陸上自衛隊所属 イサミ・アオと アメリカ海兵隊所属 ルイス・スミスのふたりは戦闘の最中出逢う。突如所属不明機による強襲を受け、為す術もなく散っていく兵士たち。(その時、彼が舞い降りる。)己の誇りをかけて戦え。死と隣り合わせの戦場で生き残る為。仲間を救う為。命を信じて、“勇気”を燃やせ。
「結城友奈は勇者である」より2年前。鷲尾須美は小学六年にして神樹に選ばれた世界を守る勇者である。 同級生の乃木園子、三ノ輪銀と一緒に、 かけがえのない日常を大切にしながら、 お役目を果たしていく須美。そして物語は鷲尾須美から結城友奈へ。平和な日常を送る讃州中学勇者部に起きた事件とは。
古来、人の世を脅かしてきた異形の存在・荒魂を御刀によって祓う神薙ぎの巫女。制服に帯刀が主な出で立ちの彼女たちは、刀使(とじ)と呼ばれる。正式には警察組織に属する特別祭祀機動隊。御刀の所持を公認された超法規的な国家公務員でありながら、そのほとんどは全国に五ヶ所存在する中高一貫の訓練学校に通う女子生徒たちである。ごく普通の学園生活をおくる彼女たちだが、ひとたび職務となれば、御刀を手にし、様々な超常の力を発揮して人々を守って戦う。この春。全国五校から選りすぐりの刀使たちが集い、各々の技を競う恒例の大会が催されようとしていた。大会に向け、多くの刀使たちが修練に励む中、ひときわ強い思いを秘め、ひとり技を磨く少女がいた。彼女が構えた御刀の切っ先が向くその先は―。
あらゆる分野の超一流の高校生を集めて、育て上げるために設立された、政府公認の特権的な学園「私立希望ヶ峰学園」。この学園には、超高校級の才能が集まる「本科」と、高い学費を払えば誰でも入れる「予備学科」が存在していた。才能だけではなく、性格も個性的な本科77期生。しかし彼らは才能のみに固執することなく、「人生に大切なことは才能ではなく、人との関わりで人格を磨き、思い出を作ることである」ということを学び、それぞれ普通の高校生らしく学園生活を謳歌していく。しかし、水面下では謎のプロジェクトの遂行、学園による学科差別が横行していた。そして、才能を渇望した予備学科の少年・日向創。彼に起こる運命的な出会いが、学園を、未来を予測もつかない方向へ導いてしまう。これは、人類史上最大最悪の絶望的事件に至るまでの物語。絶望で終わる、希望の物語。
交易と肥沃な大地に支えられた大国パルスは、異教徒の国・ルシタニアの侵攻によって、一夜にして、その永きに渡る平和をおびやかされた。パルスとルシタニアの戦いにおいて、初陣にして大敗を経験し、帰るべき土地を奪われて亡国の王子となった少年・アルスラーンは、「戦士の中の戦士(マルダーンフ・マルダーン)」の異名を持つ最強の騎士・ダリューンと、たったふたりで奪われた王都エクバターナを取り戻すための旅を始める。そんな二人のもとに、ナルサス、エラム、ギーヴ、ファランギース、アルフリード、ジャスワント――苛酷な戦いを切り抜ける中、力強い仲間たちが次々と集う。また、アルスラーン自身も、さまざまな経験を積むことで、ただ守られるだけの頼りない存在から、周囲を守り導く存在へと、たくましく成長していくのだった。しかし、王都は未だ遠い。シンドゥラの王位継承争いにまつわる戦いを無事乗り切り、パルスの土地へと凱旋したアルスラーンたちの前には、銀仮面の猛将・ヒルメスが立ちふさがる。そして、ヒルメスをなんとか退け、ふたたび王都を目指そうというときには、さらなる脅威がパルスの土地に迫っていた。今、新しい歴史の幕が開く。風塵の乱舞する戦場で、少年は何を見るのか……!
人間の少女の姿をしながらも、人間とは異なる存在――精霊。強大な能力をもち、隣界から顕現する際に〈空間震〉と呼ばれる災害を発生させる彼女たちは、人類の天敵とさえ呼ばれている。そんな精霊の脅威に対して人類がとりうる手段は、武力をもって殲滅する、もしくは――『デートして、デレさせる』!五河士道は、精霊をデレされてキスをすることで、力を封印できる能力のもち主。その力で人類を、そして精霊たちを救ってきた彼をめぐって、大きな波乱が迫ろうとしていた。世界有数の巨大企業にして精霊の力を狙うDEMインダストリーが、士道の命を奪うべく総力をあげて襲い来る。そして士道の記憶の奥にいた謎の少女がその正体を現し――。いくつもの思惑が交錯する、過去最大の戦いが始まる。