海賊、麦わらのルフィが兄であるエースを失った頂上戦争から2年後のシャボンディ諸島。ナミに強い憧れを持つ主人公の少女は小さな冒険へと出発する。これはワンピースを「追い求めない」人々にスポットを当て、彼らの視点から麦わらの一味の再集結を描く群像劇。
赤淵の炎に飛び込んだ人皇すなわち人間界の皇帝・盛霊淵(ション・リンユエン)。それから悠久の時を経て、彼は何者かに「千霊法陣」という術を使って現代へと呼び覚まされた。現代には、その存在を一般に知られていない特殊能力者がおり、特殊能力で起こった事件は特殊能力者の自治組織である異常現象・特殊個体対策センター(異対センター)が秘密裏に処理することで、その均衡が保たれている。異対センターに就職した第36代目の赤淵の炎の守護者・宣璣(シュエン・ジー)は、センター入り初日から善後班の班長代理として盛霊淵が復活した事件を担当することとなったのだが――
時は、後漢も末の頃――。この世は乱れに乱れておりました そんな中、力を蓄え、ひそかに野心を研ぎ澄ます者―― 己の力を試さんとさすらう者―― 守るべきもののために闘おうとする者―― そうした、様々な思いを胸にいだく者たちがあやなす運命の糸がからみ、結ばれる…… 乱れた世を平和にしようと立ち上がる関羽と張飛。そして、二人の志しに惹かれ集う乙女たち。彼女たちの新たな戦いが始まろうとしていた――