ヒロインにありがちな“いい子ちゃん発言”が大嫌いだった私が転生したのは、大好きな乙女ゲームの悪役令嬢アリシア。念願叶って転生したからには、歴史に残る世界一の悪女になってやる!そのためには強くて頭もよくないといけない!——と努力しただけなのに、悪役令嬢として頑張れば頑張るほど周囲は予想外の反応で……。はたしてアリシアは歴史に残る悪女になれるのか⁉
エジプトでの宿敵DIOとの死闘から11年後。1999年、空条承太郎は祖父ジョセフ・ジョースターの隠し子、東方仗助に会うため、日本のM県S市、杜王町にやってきた。しかし発見した仗助は承太郎と同じ特殊能力、「スタンド」を持っていた。そして、承太郎の来訪を皮切りにまるで引かれ合うように、新たな「スタンド使い」達が動き始める。「この町には何かがある…」生まれ育った杜王町を守るため、仗助は立ちあがる――。
エドワードとその弟アルフォンスは、幼き日に亡くした母親を思うあまり、死んだ人間を蘇らせるという錬金術最大の禁忌、人体錬成を行ってしまう。しかし錬成は失敗し、エドワードは左足を、アルフォンスは体全てを失う。己の右腕と引き換えに、かろうじて弟の魂を錬成し、鎧に定着させることに成功したが、その代償はあまりにも大きすぎるものであった。エドワードはアルフォンスと共に、失った全てを取り戻すため、絶大な力をもつ「賢者の石」を探す旅に出る。右腕と左足を鋼の義肢「機械鎧(オートメイル)」に変えた彼を、人は「鋼の錬金術師」と呼ぶ・・・。
処刑前夜、牢から逃げ出す令嬢ジル。何の咎もない自分を罪人に仕立て上げたのは、婚約者の王太子・ジェラルドだった。戦場で「化け物」と恐れられ、いつしか「軍神令嬢」と呼ばれるようになった働きもすべて初恋のためだったのに……。初対面で求婚された、あの夜。もし、もしも、渡された薔薇を手に取らなければ……。後悔にくちびるを噛みながら兵の矢に討たれたジルは生涯を終え――た、はずだった。気がつけば、そこは2人が出会った6年前の夜。ジルは、10歳に戻ってしまった自分に戸惑いながらもジェラルドの求婚をかわすため、たまたま手を掴んだ男に「一目惚れした」と嘘をつく。だがそれは、6年後の未来に暴虐の限りを尽くし、クレイトスを火の海に沈めた隣国の皇帝・ハディスだった――!でも、ジルが知る姿とはまるで違うピュアすぎる「恋愛オンチ皇帝」で……!?やがて、ジルは決意する。ジェラルドではなく、ハディスと結ばれることで失ったすべてを取り戻していこうと。「あなたを必ず更生――いえ、しあわせにいたします」生涯最悪の選択を回避したやりなおし令嬢の大逆転劇が、幕を開ける!
ある日突然「聖女」として異世界に召喚された20代の会社員・セイ。 元々の植物好きを活かして薬用植物研究所で働き始めるが、 仕事人間ゆえの生真面目さに“聖女パワー”が加わり、 セイは効果5割増しのポーションを次々と作り出す。 さらに、魔物討伐では凄まじい威力の浄化魔法を発動し、セイの評価は爆上がり! 「聖女」であることも正式に認められ、 スランタニア王国の救世主として、人々の尊敬を集めていく。 そんな彼女を見守り支えてくれるのは、 研究所のヨハンやジュード、宮廷魔道師団のユーリ、 そして、互いに惹かれ合いながらも、いまだ恋人未満な“氷の騎士様”アルベルトだった。 王国の最重要人物となってからも相変わらず研究三昧なセイだが、 アルベルトとの仲は少しずつ深まって、恋模様にも新たな展開が――!?
超お金持ちのご令息・ご令嬢が通う名門校・桜蘭学院高校に、奨学特待生として入学した庶民の藤岡ハルヒ。母を亡くし男手ひとつで育てられたハルヒは、おしゃれに興味がなく、何事にも無頓着で男の子のような格好で学校に通っていた。ある日、ハルヒは、ホスト部の部室に迷い込み、部室内の800万円の花瓶を割ってしまう。部員からその代金を請求されるが、庶民のハルヒは払えるわけがない・・。ところが、ホスト部部長・環は「100人の指名客を集められたら800万円はチャラにしてやる」と宣言。こうしてハルヒは、7人目のホスト部員として、女生徒たちを接待することになる。
今までの人生、ずっと平々凡々と生きてきた。運動も、勉強も、そこそこ。決して一番になれない普通の人間……それが、斎藤さん。職業"便利屋"の斎藤さんは、ある日、異世界に転生する。そこで出会ったのは、強く美しいツンデレ戦士。ラエルザ。呪文を忘れる最強魔法使い。で、エロじじいのモーロック。姿はかわいいが守銭奴の妖精。ラファンパン。斎藤さんは個性的すぎる仲間たちとダンジョン攻略に挑む。鍵開けのノウハウで、宝箱を開けたり、カバン修理のスキルで、仲間の防具を直したり。元の世界で身につけた"便利屋"の経験を異世界で活かす。異世界でも斎藤さんは決して「特別」ではない。しかし、必要とされることを知り「ありがとう」を知る。斎藤さんは充実していた。
最大6人で編成された分隊同士でサバイバル・マッチを行なう《スクワッド・ジャム》。マニアックな人気があるこの大会には数多くのGGOプレイヤーたちが参加し、ある者は名声を、ある者は復讐を、そしてある者は好敵手を求め、この戦いに集い、死闘を繰り広げる。苛烈な戦いの末に幕を閉じたセカンド・スクワッド・ジャム(SJ2)から三ヵ月後。ついにサード・スクワッド・ジャム(SJ3)の開催が決定した。ピトフーイ、エム、フカ次郎とともに新たなチーム「LPFM」を結成したレンは、大会のバトルフィールドとなる小島へと向うが、待ち受けていたのは“時間経過とともに海へ沈むフィールド“ “MAP中央に潜む【UNKNOWN】エリア“ “無名チームの結託”という過酷な状況であった――。互いの意地と誇りを懸けた3度目の狂宴がここに開幕する!
頼み事を断れない、お人好しの少年・鈴木入間は、ひょんなことから魔界の大悪魔・サリバンの孫になってしまう! 溺愛される入間は、彼が理事長を務める悪魔学校に通うことに…。人間の正体を隠しつつ、平和な学園生活を送りたいと願うも、なぜか入間はいつも注目の的。エリート悪魔にケンカを売られ、珍獣系(?)女子悪魔になつかれ、さらに厳格な生徒会長に目をつけられてしまう! 次々に起こるトラブルを入間は持ち前の優しさで乗り越えていく!
「いらっしゃいませ! ようこそ、洋食のねこやへ!!」アレッタとクロが働いている「洋食のねこや」は猫の絵が描かれた看板が目印。一見、日本のどこにでもある普通の食堂だが、7日に一度“特別営業”であるドヨウの日になると、異世界のあらゆる場所に扉がつながる。扉を通じて、今日も様々な“向こうの世界”の客がやってきて絶品の料理に舌つづみを打ち、帰っていく。この店に集う人々、料理との一期一会を描く物語。温かい出会いの扉が再びつながる。