これは、ある冬の日の物語。静岡から山梨に引っ越してきた女子高校生・なでしこは、“千円札の絵にもなっている富士山”を見るために自転車を走らせて本栖湖まで行ったものの、あいにく天気はくもり空。富士山も望めず、疲れ果てたなでしこはその場で眠りこけてしまう。目覚めてみるとすっかり夜。初めての場所で、帰り道もわからない。心細さに怯えるなでしこを救ったのは、1人キャンプ好きの女の子・リンだった。冷えた身体を温めるために焚き火にあたる2人。ぱちぱちと薪の爆ぜる音が、湖畔の静寂に沁み込んでいく。焚き火を囲み、カレー麺をすすりながら会話するなでしことリン。やがて2人が待ちに待った瞬間が訪れる。「見えた……ふじさん……」なでしことリン、2人の出会いから始まるアウトドア系ガールズストーリー。
これも、ある冬の日の物語。山梨の女子高校生である志摩リンは、愛車の原付に乗って一路浜名湖を目指していた。大晦日に始めた、久しぶりのソロキャンプ。山梨を出発して静岡県は磐田へ。年越しを磐田で迎えて、今日はその三日目。かなり距離の長い運転だが、なんだか楽しい。そんな折、立ち寄った海辺でふと思うリン。「やっぱり、一人のキャンプも好きだ私」一方、そんなリンの思いを知ったなでしこにも、新しい気持ちが芽生えていた。みんなとのキャンプは大好き。ご飯を作って、喜んでもらうのも、嬉しい。だけれど。「私もリンちゃんみたいに、ソロキャンプやってみたいな」なでしことリン、二人の出逢いから始まったアウトドア系ガールズストーリーの第二幕がいま、上がる
Fate×料理が織りなす美味しく優しい世界───そこは少し賑やかなどこにでもある食卓の光景。春も、夏も、秋も、冬も、衛宮さんちでは毎日美味しい料理がふるまわれる。さて今日は何を作ろうか
これは、冬と春の間の物語。伊豆でグループキャンプを楽しんだ、なでしこ、リン、千明、あおい、恵那。その後もキャンプ熱が高いままの五人は、山梨や静岡で、それぞれのアウトドアを楽しんでいく。リンは、なでしこの幼なじみ・土岐綾乃と大井川周辺をツーリングキャンプ。なでしこは、ツーリング中のリンたちと合流するために、電車で一人旅。千明、あおい、恵那は、突発で山梨北部へバスキャンプに出かけていく。五人は各地でこれまでの経験を活かしながら、時にはノリと勢いでピンチを乗り越えて、思い思いのキャンプを満喫。そんな「たのしい、更新中」の、なでしこたちが紡ぐ、アウトドア系ガールズストーリーの新しい幕が上がる。
高校を卒業後、幼い頃に夢中になって遊んでいたゲーム《フェアリーズストーリー》を制作したゲーム会社であるイーグルジャンプに新入社員として入社した涼風青葉は、《フェアリーズストーリー》のキャラクターデザインを手掛けた憧れの八神コウに出会う。憧れの人の下で働くことになった青葉は、初めてのお仕事に戸惑いながらも、コウをはじめ個性的な先輩社員たちに助けられながら、社会人としての第一歩を踏み出していく。
わたしと安達は体育館の2階で偶然知り合ったサボり仲間だ。一緒にピンポンしたりしなかったり程度の関係で、人付き合いは基本的に面倒だと思っているわたしにはちょうど良い距離だった。のだが、最近どうも安達の様子がおかしい。まるで人に興味のない猫みたいだったのに、犬っぽくなってきている気がする。安達に何かしたっけなあ……。――そんな2人の関係が少しだけ変わっていくお話。
1999年 春 かわいいメイドに憧れて、ひとりの少女が秋葉原にやってくる。世紀末の“アキバ”は、多種多様なメイドさんでいっぱいいっぱい。メイドカフェ「とんとことん」通称『ブタ小屋』は、今日もブヒブヒ営業中!一緒に入店した新人メイドは破天荒さんで、ドッタンバッタン大慌て。推しメイドや調教師、秋葉外生命体も現れて、赤バットはフルスイング!これは、全てのご主人さまとお嬢さまに贈る、渾身のメイドお仕事奮闘記。「みなさまのお帰りをお待ちしてますブー」
書道の大家の息子にして、自らもその道で活躍する高校生書道家・半田 清。学校ではその近づきがたい佇まいから孤高のカリスマとして一目置かれているのだが、本人はそれを「嫌われている」と思い込んでいた・・・。
青葉が高校を卒業し、ゲーム制作会社「イーグルジャンプ」に入社してからちょうど1年が過ぎ、かつての自分のように新入社員が入社する季節がやってきた。右も左もわからない新入社員だった自分が、コウたちに助けられながら少しずつ成長し、ついに先輩になるんだと思うと、どうしようもなく胸が高鳴る青葉。緊張をほぐすために「先輩の涼風青葉だよ!よろしくね!」とイーグルジャンプの入り口で挨拶の練習をする青葉だったが、出社してきたりんの口から告げられたのは、思いも寄らない言葉だった。
クールなシロクマくんがマスターをしている“しろくまカフェ”。お店は毎日、動物や人間のお客さんで大繁盛しています。 カフェを中心に、シロクマくんと常連さんたちが繰り広げるダジャレ&ほっこりスローライフ。今日もとぼけた会話が弾みます。