いまだ人と、人ならざるものの世界が、分かれてはいなかった時代。ヘンドリクセンとドレファスの二大聖騎士長の支配から王国を奪還した<七つの大罪>とエリザベス、ホーク。王国誕生祭も無事に終わり、リオネス王国にようやく平和が訪れた。だが、次なる脅威の予兆は、確実に生まれつつあった──
かつて日本から訪れ世界に大災害をもたらした《迷い人》。彼らは過去に世界を滅ぼすほどの厄災をもたらしたことから「禁忌指定」となり、人知れず処刑する必要があった。《迷い人》の処刑を生業とする《処刑人》のメノウは、ある日、日本の少女・アカリと出会う。いつものように任務を遂行しようとしたメノウだが、アカリの“とある能力”により失敗に終わってしまう。アカリを確実に処刑するため、彼女を連れて、いかなる異世界人をも討滅可能な儀式場があるというガルムの大聖堂を目指すメノウ。殺されるために旅をしているとは知らず純粋に楽しむアカリの姿に、メノウのなかで何かが変わり始めていた。――これは、彼女が彼女を殺すための物語。
いまだ人と、人ならざるものの世界が、分かたれてはいなかった古の物語。三千年の時を経て復活した、魔神族の精鋭〈十戒〉との戦いに〈七つの大罪〉は敗れ、メリオダスは死んだ。そして、ブリタニアには暗黒の時代が訪れる。ディアンヌ、キングも行方不明の中、リオネス王国に迫る〈十戒〉の魔の手。エスカノールがエスタロッサを退けるも劣勢は続く。そして、エリザベスが窮地に陥ったその時、圧倒的な力を取り戻したメリオダスが煉獄より復活を果たす。〈十戒〉のグレイロードとフラウドリンは討たれリオネス王国は守られた。復旧する建物。しかし、人々の恐怖に傷ついた心は癒えない。そして、力を取り戻した事でメリオダスは最凶の魔神と呼ばれた時代に逆行しつつあった。キャメロットを根城にする〈十戒〉の脅威は続く。ブリタニアを魔神族から解放する為、〈七つの大罪〉は再集結に向けて動き出すー。
「行くぞ神宮寺」「あぁ、俺たちで魔王を倒す」「「俺たちが、互いに惚れる前に!!」」平凡なサラリーマン生活を送っていた幼馴染の橘日向(32)と神宮寺司(32)。二人はとある合コンの帰り道に、女神を名乗る謎の存在によって異世界に飛ばされてしまう。そこで神宮寺が目にしたのは、金髪碧眼美少女の姿に変わり果てた親友の姿だった…!?美少女の姿になった橘を見て、あまりの可愛さに戸惑う神宮寺。女性の身体になったことで、神宮寺のかっこよさにグッと来てしまう橘。しかし元は親友同士。この関係を壊さないためにも、一刻も早く魔王を打倒して元の姿に戻らなければならない。そう、お互いがお互いを好きになる前に――。これは、おっさんと元おっさん美少女の、絶対に惚れてはいけない異世界ラブコメディー
「私が“生きる希望”をあげる」架橋明日(かけはしミライ)は家族を事故で失い、引き取られた親戚のもとでも辛い日々を送っていた。全てに絶望した少年は、中学校を卒業したその日、ビルの屋上から身を投げる。しかし、少年はそこで1羽の天使と出会う――!?
人間の住む「物質界(アッシャー) と悪魔が住む「虚無界(ゲヘナ)」。本来は干渉することすらない二つの次元だが、悪魔はあらゆる物質に憑依し、物質界に干渉していた。しかし人間の中には、そんな悪魔を祓う『祓魔師』が存在した―。魔神(サタン)の落胤として生まれた奥村燐は、己の出自を隠し祓魔師になることを決意。正十字学園内部に存在する祓魔師養成機関・祓魔塾に通っていたが、地の王・アマイモン襲撃の際、魔神の落胤であることが露見してしまう。魔神の「青い炎」を恐れ、燐と距離を置く仲間たち……。そんな最中、学園最深部に封印されていた「不浄王の左目」が何者かに盗まれてしまい、燐たちは予期せぬ事態に巻き込まれていく―。
アントムルグのダンジョンに消えた父を追い、単独で挑み続けてきたシーフの少女クレイ。探索の末、ついに前人未踏の地下9階に到達。そんな矢先にモンスターとの戦闘でダンジョンの壁が崩落!崩れた壁の中から現れたのは――管理人!?ダンジョンで働くもの達が織り成す、迷宮お仕事ファンタジー。
国内トップクラスのVTuber運営会社「ライブオン」。その三期生「心音淡雪」は、星の数ほど存在するVTuberたちの中で、どこか個性を出しきれないまま伸び悩む日々を送っていた。そんなある日、いつも通りに配信を終えた淡雪は不注意から配信を切り忘れてしまい――――プシュ!「んっんっんっ......ぷはぁー!!」「うひゃー!やっぱロング缶のなる音は最高だぜぇ!!」普段の清楚キャラとは真逆の酒好き・女好き・下ネタ好きな素の姿を全世界に晒してしまう。大炎上かと思いきや......? そのギャップがウケてまさかの大バズ!トレンド1位に!? まさかの事態に困惑しつつも、開き直った彼女は――「おっしゃー配信始めるどー!」元・清楚系VTuber心音淡雪の伝説が今始まる!!
どうやらそのサイトは不幸な人間しか出会えないらしい。だから彼女たちは選ばれた——。どこにも居場所のない彼女は、いつも死ぬことばかり、考えている。学校ではクラスメイトからのいじめを受け、家では実の兄からの虐待に耐える日々。朝霧 彩。中学2年生。14歳。ある日、彼女は不気味なWEBサイト「魔法少女サイト」と出会い、魔法の力を秘めた”ステッキ”を手に入れる。彩は魔法の力を手に入れたことで、同じくステッキを持つクラスメイトの奴村露乃、そしてほかの“魔法少女”とともに、苛烈な運命に巻き込まれてしまう。これは、魔法の力を手に入れた不幸な少女たちの、友情と青春、そして運命を変える戦いの記録。
主人公、三日月・オーガスが所属する鉄華団は、クーデリア・藍那・バーンスタインの地球への護送からアーブラウ代表指名選挙を巡る戦いで一躍名を上げた。そしてその戦いでギャラルホルンの腐敗が暴かれたことにより、世界は少しずつではあるが確実に変わりつつあった。アーブラウとの交渉で得たハーフメタル利権のもと、テイワズの直系となった鉄華団は資金も潤沢となり入団希望者も増加。その規模は地球にも支部を置くほどとなった。また地球への旅で世界の実情を知ったクーデリアはアドモス商会を設立。現実的・実務的な側面から火星の経済的独立を目指す。だが名を上げ新たな道を歩みだした彼らを快く思わない輩も数多く存在する。アドモス商会が行うハーフメタル採掘場の視察。その護衛を依頼された鉄華団団長オルガ・イツカは新たな敵の襲撃を察知する。オルガの指揮の下、鉄華団、そして三日月はモビルスーツ「ガンダム・バルバトスルプス」と共に敵撃退へと向かう。