憎しみに揺れる魂を目覚めさせたのは誰?それは――闇の街を彷徨う、哀しみに暮れる迷い人。運命の絆で繋がれた二人は――――宿命の鎖を断ち切り、悪霊を討つ
宝島での激戦を終え、無事に科学王国へと帰還した千空たち。手に入れた石化装置で、コールドスリープしていた司を復活させることに成功。司は科学王国の仲間となった!そして、人類石化の黒幕・ホワイマンの本拠地が“月”であることを突き止めた千空たちは、月を目指す!このストーンワールドで、ゼロから宇宙船を作るビッグプロジェクトへと乗り出した。早速、世界中から宇宙船の素材を集める為、ペルセウス号で大海原へと飛び出した千空たち。復活液の原料となる大量のコーンを求め、最初の目的地・アメリカ大陸を目指す。勇気、結束、科学力、全てが試される大航海の先に、千空たちを揺るがす脅威が待ち構えていた――‼遂に、千空たちの冒険は世界、そして宇宙へ向けて動き出す!人類の未来を救う為、千空は仲間と共に全力で科学の道を切り拓いていく‼
「二人手をたずさえて、両家を縛る宿怨の鎖を断ち切ろう」四百年の永きにわたる甲賀と伊賀の宿怨を断ち切り、共に生きることを誓い合う甲賀の弦之介と伊賀の朧。しかし、愛し合う二人は、殺し合う運命にあった……慶長十九年。齢七十三歳の家康は悩んでいた。暗愚の兄・竹千代か、聡明な弟・国千代か?混乱を極める徳川三代将軍の世継ぎ問題に決着をつけるため、甲賀を国千代派、伊賀を竹千代として忍法の二大宗家を相争わせ、それぞれの精鋭十人対十人の忍法殺戮合戦の結果、どちらか生き残ったほうにそれを賭けるという厳命を下した。 先代服部半蔵との間に交わされた「不戦の約定」が解かれ、手綱を解かれた猟犬のごとく、怨敵に挑んでゆく忍者達!己の肉体こそが最大の武器!人知を超えた秘術をもった、個性溢るる忍びの面々。老若男女二十人二十色、超人奇人が相乱れ、秘術の限りを尽くして繰り広げられる忍法争いがいま始まる!!凄惨な戦いの果てに、一人、また一人と失われていく仲間達……勝つのは甲賀か、伊賀か? 果たして、生き残るのは一体誰なのか!?そして弦之介と朧、引き裂かれた二人の愛の行方は……?
かつて妖精は、“兵器”だった―。この世界には、動物に憑依することで不思議な力を宿す妖精が存在していた。妖精が憑依した動物の臓器を摘出し、人間に移植することで、妖精を分身として出現させ、兵器として扱えるようになる。妖精を戦争の道具として自在に操る兵士たち、彼らは『妖精兵』と呼ばれた。だが、長きにわたる戦争が終結すると、彼らはその役目を果たし、行き場を失ってしまう。あるものは政府に、あるものはマフィアに、あるものはテロリストに、それぞれの生きる道を選択していった。戦争から9年の歳月が経つ。未だ不安定な政治情勢の中、戦争によって受けた傷や過去を持つ犯罪者が現れ、復讐のためテロを起こすようになっていた。主人公の少女マーリヤは、ある事件に関わった事から妖精に関連する事件を捜査・鎮圧する違法妖精取締機関『ドロテア』に入隊することとなる。これは、無秩序な戦後に抗い、それぞれの正義を求め戦う『妖精兵』たちの物語―。
「これは永遠の拷問。」 伊豆諸島、六軒島。全周10kmにも及ぶこの島が、観光パンフに載ることはない。なぜなら、大富豪の右代宮家が領有する私的な島だからである。年に一度の親族会議のため、親族たちは島を目指していた。議題は、余命あと僅かと宣告されている当主、金蔵の財産分割問題。天気予報が台風の接近を伝えずとも、島には確実に暗雲が迫っていた…。 六軒島大量殺人事件(1986年10月4日~5日) 速度の遅い台風によって、島に足止めされたのは18人。 電話も無線も故障し、隔絶された島に閉じ込められた。 彼らを襲う血も凍る連続殺人、大量殺人、猟奇の殺人。 台風が去れば船が来るだろう。警察も来てくれる。 船着場を賑わせていたうみねこたちも帰ってくる。 そうさ、警察が来れば全てを解決してくれる。 俺たちが何もしなくとも、うみねこのなく頃に、全て。 うみねこのなく頃に、ひとりでも生き残っていればね…?
フィオーレ王国随一で、お騒がせ魔導士ギルドとしても有名な「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」。そこに所属するナツ・ルーシィ・ハッピー・グレイ・エルザ・ウェンディ・シャルルの最強パーティーは、旅立ちの時を迎えようとしていた。目指す先は遥か北の大地・ギルティナにあるという世界最古の魔導士ギルド「魔陣の竜(マギア・ドラゴン)」。黒魔導士ゼレフや黒竜アクノロギアとの死闘を乗り越えたナツたちに、<S級クエスト>の更に上級である<100年クエスト>に挑む許可が特別に下りたのだ。<100年クエスト>は、「魔陣の竜」が創設されてから百余年、誰一人として達成できていない伝説級の難関依頼。初めての大陸の“不可思議な街”、初めて出会う“不可解な神”、そして動き出す“不気味な敵”…。心躍るナツたち「妖精の尻尾」の新たな大冒険が、幕を開ける!
平凡な男子高校生、相良良晴が突然400年前の日本にタイムスリップ!そこは血を血で洗う戦国時代だった……が、ちょっと雰囲気が違う??そんな乱世で良晴が出会った一人の美少女、その子の名は「織田信奈」日本史上最も有名な戦国大名、「尾張の風雲児」こと織田信長――――――ではなく、織田信奈!?明智光秀や徳川家康、誰もが知っている戦国武将たちが美少女として登場するこの世界。信奈の家臣となった良晴は、“天下統一”という織田信奈の野望を実現すべく、天下一の美少女達と共に戦国乱世を駆け巡る!
「まじめもいいけど、もう少し空気を読めってコト」「西岡さんの仰る『空気』は【呼吸する】ものではなく、【場の状況、雰囲気】を表す際に用いる『空気』ですね・・・」口下手なのに営業部員の馬締光也と、一見チャラ男だが辞書編集部員である西岡正志は、偶然、街中で出会う。中型国語辞典『大渡海』の刊行計画を進める、出版社・玄武書房のベテラン編集者・荒木は、自身の定年を間近に控えて後継者探しに躍起になっていた。そんな中、西岡から馬締の話を聞き、彼をスカウトすることに・・・・・・。「人をつなぐ — 言葉を編む」伝わらない言葉。伝えられない想い。これは、そんな不器用な人間達の物語である。
バーテンダー・佐々倉溜は六本木で修行後に単身フランスへ渡り、ヨーロッパのカクテルコンテストにて優勝。それ以降、彼が作るカクテルは「神のグラス」と呼ばれるようになる。パリの一流ホテルにてチーフバーテンダーを務めていた溜だったが、理由は不明ながら日本に帰国し、プライベート・バー“イーデンホール”で働き始める。バーにやってくるお客さんの様々な悩みや問題に対して、特別な一杯を提供する溜。一方、東京に開業したホテル・カーディナルでは、オーナーの来島泰三がカウンターバーに立つバーテンダーの人選に拘り、相応しいバーテンダーが見つからずカウンターバーをオープン出来ずにいる。泰三の孫・美和を含む営業企画部のメンバーはバーテンダー探しに奔走。佐々倉に出会い、彼こそが相応しいとスカウトするが、はぐらかされてばかり・・・。はたして、カーディナルのカウンターバーはオープンできるのか、溜の決断とは・・・。
日本のとある街、眉難市。眉難高校の「地球防衛部」=“何にもしない部”。部員の鬼怒川熱史(きぬがわあつし)と由布院煙(ゆふいんえん)が 銭湯「黒玉湯」で湯船に浸かりまったりしていると、突然ピンク色のケモノ(ウォンバット)が宙から現れた。「この星を守りたい…どうか力を貸していただけませんか」 地球を愛の力で救いたいと日本語で話しかけるウォンバットにドン引きする2人。そこに、銭湯の息子・箱根有基(はこねゆもと)が現れ、ウォンバットを見つけるや「モフモフさせろ~っ!」と追い回した。翌日、学校でまたしてもウォンバットに捕まってしまう鬼怒川と由布院、残りの部員・鳴子硫黄(なるこいお)と蔵王立(ざおうりゅう)、そしてウォンバットを追いかけ居合わせた箱根有基の5人はブレスレットをはめられ、地球を守るように命じられる。「ラブメイキングです!」ブレスレットから溢れるまばゆい光が全身を包み、5人は愛の王位継承者「バトルラヴァーズ」に変身する・・・・・・