34歳・無職・引きこもりの男は、ある日家族から家を追い出された際に交通事故に遭い死亡…と思った瞬間、剣と魔法の異世界でルーデウスとして転生。前世での経験と後悔を糧に、今度こそ本気で生きていこうと誓う。ある日転移事件により魔大陸に飛ばされ、故郷に戻るため過酷な旅を続けたルーデウス。故郷に辿り着くもエリスとの別れでまた独りとなり絶望するが、行方不明の母・ゼニスを探すために再び歩み始める。冒険者として名を馳せる中、その卓越した魔術によってルーデウスはラノア魔法大学から特待生として迎えられる。その大学には、フィッツと名前を変えた幼馴染・シルフィの姿があった。ルーデウスは“フィッツ”として振る舞う彼女に気づかないまま交流を深め、そして惹かれていく。その後、意を決したシルフィも自身の素性を打ち明け、二人は結ばれる。婚約したルーデウスとシルフィは新生活を始めるのだが、その新宅にはとある来訪者たちが…。立ち上がった先で大切なものをつかんだルーデウス。前世で家族に追い出された男が、異世界で新たな家族を作っていく。その物語の中で、巻き起こる事件とは―。そして母ゼニスの行方は―。
独り身お疲れOLの小林さん。そんな彼女の家に尋ねてきたのは、なんとドラゴンだった!?茫然とする小林さんの目の前で、ドラゴンはメイド服を着た美少女へと変身する。どうやら昨夜、自分で家に誘ったらしいが、泥酔していて全く覚えていない小林さん。「メイドとして働かせてください!」――角に尻尾にメイドなドラゴン娘・トールとのポンコツでハチャメチャな新生活が始まる!
世界一の暗殺者が、暗殺貴族の長男に転生した。異世界で生まれ変わる条件として、彼が女神から請け負ったミッションは只一つ。【人類に厄災をもたらすと予言された《勇者》を殺すこと】それこそが世界最高の暗殺者が、新たな人生で果たすべき使命であった。現代であらゆる暗殺を可能にした幅広い知識と経験、そして異世界最強と謳われた暗殺者一族の秘術と魔法。そのすべてが相乗効果をうみ、彼は史上並び立つものがいない暗殺者へと成長していく――。「面白い、まさか生まれ変わってもまた暗殺することになるとはね」転生した"伝説の暗殺者"が更なる高みへと駆け上がる!限界突破のアサシンズ・ファンタジー!!
ブラック企業にシステムエンジニアとして勤めている39歳の独身サラリーマン竹林竜馬はひとりアパートであっけない最後を遂げる。天界に召された竜馬だったが、創造神、愛の女神、生命の神に協力を求められ、子どもの姿で異世界へ転生!?深い森で一人、のんびり暮らし始めた8歳のリョウマは、魔法でテイムしたスライムたちの研究にのめり込みながら新しい人生を謳歌する。やさしい人たちに囲まれて毎日が楽しい、まったり異世界スローライフファンタジー!
あのはちゃめちゃドラゴンメイドが再び!ひょんなことから小林さんちのメイドとして働くことになったドラゴン・トール。大好きな小林さんに時々(嘘。たくさん)迷惑を掛けながらも、なんとか人間社会に溶け込み立派に(嘘。そこそこに)メイド業をこなしていた。同じドラゴンのカンナ、ルコア、ファフニール、エルマたちも、それぞれ自分の居場所を見つけて、人間たちと異種間コミュニケーションを満喫していた。そんなまったり、たまに激動の日々を送っていた頃。小林さんに、新たなドラゴンの脅威が襲いかかる―
高校を卒業後、幼い頃に夢中になって遊んでいたゲーム《フェアリーズストーリー》を制作したゲーム会社であるイーグルジャンプに新入社員として入社した涼風青葉は、《フェアリーズストーリー》のキャラクターデザインを手掛けた憧れの八神コウに出会う。憧れの人の下で働くことになった青葉は、初めてのお仕事に戸惑いながらも、コウをはじめ個性的な先輩社員たちに助けられながら、社会人としての第一歩を踏み出していく。
人に恋する気持ちがわからず悩みを抱える小糸侑は、中学卒業の時に仲の良い男子に告白された返事をできずにいた。そんな折に出会った生徒会役員の七海燈子は、誰に告白されても相手のことを好きになれないという。燈子に共感を覚えた侑は自分の悩みを打ち明けるが、逆に燈子から思わぬ言葉を告げられる──「私、君のこと好きになりそう」
2043年7月15日、各々のプレイヤーによって千差万別、否、“無限”のパターンの進化を辿る独自のシステム<エンブリオ>を有するダイブ型VRMMO<Infinite Dendrogram>が発売された。それまでのVRMMOが実現できず、技術的に不可能とされてきた要素を備えていた<Infinite Dendrogram>は瞬く間に一大ムーブメントとなって世界を席巻した。大学受験を終えて東京で1人暮らしを始めた青年・椋鳥玲二は、長い受験勉強の終了を記念して、かねてより兄に誘われていた<Infinite Dendrogram>を始めるのだった──。
青葉が高校を卒業し、ゲーム制作会社「イーグルジャンプ」に入社してからちょうど1年が過ぎ、かつての自分のように新入社員が入社する季節がやってきた。右も左もわからない新入社員だった自分が、コウたちに助けられながら少しずつ成長し、ついに先輩になるんだと思うと、どうしようもなく胸が高鳴る青葉。緊張をほぐすために「先輩の涼風青葉だよ!よろしくね!」とイーグルジャンプの入り口で挨拶の練習をする青葉だったが、出社してきたりんの口から告げられたのは、思いも寄らない言葉だった。
歳を経た器物は、やがて“心”を宿し、付喪神となるーー塞神より力を授かり付喪神と対話し、常世へ還す生業ーー”塞眼”。塞眼御三家の一つ・岐家の次期当主、岐兵馬は大切なヒトを奪われ付喪神を憎悪する。千年の都、京都で暮らす長月家の当主、長月ぼたんは”家族”として愛する六人の付喪神と共棲する。過去に囚われ、力ずくで付喪神を封殺し続ける兵馬に、祖父造兵は「彼らの声を聞き、導くこと」を指し示す。祖父が出す条件は今一度、付喪神を見極めるために居候として長月家で家族と共に過ごすこと。付喪神へ正反対の想いを抱く兵馬とぼたん。二人は出逢い、一つ屋根の下で暮らすこととなる。人と付喪神。縁を紡ぐ付喪ノ語り。