とある高校の教室の片隅。眠そうな目で頬杖をついている男子高校生・田中はいつもけだるげ。授業中は居眠り。体育の時間も動かない。登校も下校もできるだけ歩きたくない。変化の無い日々をゆるゆる過ごしたい。なのに田中の周りは意外とにぎやか。外見は怖いけどおかん気質な太田。全力全開猪突猛進な宮野。才色兼備(?)な委員長の白石。ヤンキーリスペクトの越前。しっかり者すぎる妹……etc。こんな個性豊かな面々に囲まれてもマイペースにダラダラのんびり。そんな田中のけだるい日常を描くインセンシティブ青春コメディがゆるゆると開幕……するかもしれない。
2039年、人類は温暖化に伴う急激な海面上昇により、地上での版図を大きく失った。それに呼応するかのように、霧を纏う謎の軍艦群「霧の艦隊」が世界各地の海洋に出現、搭載した超兵器で人類の艦を攻撃し始めた。人類は持ちうる戦力を投入し、最終決戦「大海戦」に臨むも、「霧」の圧倒的な武力の前に脆くも敗れ去った。全ての海域、運搬経路を「霧の艦隊」によって封鎖され、政治経済は崩壊、人類は疲弊の一歩をたどっていた――― 「大海戦」から7年。士官候補生・千早群像の前に現れた、「霧の艦隊」の潜水艦「イ401」。敵であるはずの「イ401」、そのメンタルモデル「イオナ」との出会いは群像に、そして人類に何をもたらすのか・・・?
郊外のとある町。ここはどこにでもある、ごくごくありふれた田舎……ではなかった。住民たちに大きな異変が起きているのだ。だけどそんな中でも千倉静留には、強い思いがあった。行方がわからない友達に、もう一度会いたい!静留たちは放置されて動かなくなっていた電車で、生きて帰ってこられるかどうかもわからない外の世界へと出ていく。走り出した終末トレインの終点には、いったい何がある?
2015年より月刊「少年ガンガン」にて連載中のゆるふわ魔界の日常コメディ『ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。』が2018年10月、アニメ化決定!天界から堕とされ、悪魔となった元天使たちが働く魔界・万魔殿(パンデモニウム)の主・ベルゼブブ閣下。ベルゼブブに近侍として仕えることになった新人職員・ミュリン。ベルゼブブは知的でクール……と思いきや、実はモフモフ大好きゆるふわ少女だった!憧れと現実のギャップに戸惑いつつも、日々ベルゼブブとの距離を縮めていくミュリン。そんな二人を取り巻く、これまた不器用でユニークな悪魔たち。このお話は、悪魔たちがある気持ちに名前を付けるまでのお話。……かもしれない。
平凡なスクールライフを送る男子高校生・多華宮仄と、文武両道、容姿端麗で、生徒たちから『姫様』と呼ばれるほど絶大な人気を誇る学園一のマドンナ・火々里綾火。クラスメイトながら住む世界が違うふたりであったが、ある日の放課後、『塔の魔女』の事件に巻き込まれた多華宮仄のピンチを、魔女の姿をした火々里綾火に救われ急接近する。実は彼女は、多華宮仄を護ることを唯一の使命とする “魔女”だったのだ。平凡な高校生だった多華宮仄の日常は、いったいどこへ向かうのか…!?
【第一話~第十二話】また“あの夜”がやってくる。「黒い剣士」が吠える、戦いの“夜”が―。国産ダーク・ファンタジーの最高峰として、日本のエンターテインメント史上に圧倒的な存在感を誇る大ヒットコミック『ベルセルク』。国内のみならず海外でも絶大な支持を誇る本作の、新たなアニメ化がついに本格始動のときを迎える。胸のうちにくすぶる激情の炎に突き動かされ、終わりのみえない復讐の旅を続ける「黒い剣士」ガッツ。彼の前に立ち塞がるのは、残虐非道な無法者、妄執に囚われた悪霊、そして敬虔なる神の使徒。おぞましい人ならざる力を振るう敵に、鍛え上げた体と磨き抜いた技――人としての力をもって、ガッツは戦いを挑み続ける。命を削りながらも。旅路の果てに何が待つのか。答えはただ、“夜”の中にある。目を凝らし、闇を見つめよ――!【第十三話~】鉄塊のごとき大剣を振るい「贄」の運命に抗い続ける黒い剣士・ガッツ。失踪した愛する者・キャスカを追う彼は、やがて聖地アルビオンへと辿り着く。法王庁の教義に縛られてガッツを追うファルネーゼと従者セルピコ、ガッツの技を盗もうと同行するイシドロ、立ちはだかるモズグスら超越者たち。数多の出会いや死闘を経て、ついにガッツはキャスカとの再会を果たすのであったが…。激化する戦いに呼応するかのように、救いを求める人々の願いが聖地に渦巻く。その想い、その命は、世界が求めし存在・グリフィスの顕現をもたらした。それは、人と魔が交じり合う新たな世界の兆しでもあった!長い激戦を切り抜け、アルビオンを後にするガッツ。大切なものを「喪失わない」と決意を固めるが、新たな試練、新たな戦い、そして新たな出会いが彼を待ち受けていた―――。
鬼とヒトが共存する世界——2人の心が近づくたびに、鬼という存在が彼らの距離を引き離す。
二人を待ち受ける運命とは、そして「鬼」とは———。
かつて妖精は、“兵器”だった―。この世界には、動物に憑依することで不思議な力を宿す妖精が存在していた。妖精が憑依した動物の臓器を摘出し、人間に移植することで、妖精を分身として出現させ、兵器として扱えるようになる。妖精を戦争の道具として自在に操る兵士たち、彼らは『妖精兵』と呼ばれた。だが、長きにわたる戦争が終結すると、彼らはその役目を果たし、行き場を失ってしまう。あるものは政府に、あるものはマフィアに、あるものはテロリストに、それぞれの生きる道を選択していった。戦争から9年の歳月が経つ。未だ不安定な政治情勢の中、戦争によって受けた傷や過去を持つ犯罪者が現れ、復讐のためテロを起こすようになっていた。主人公の少女マーリヤは、ある事件に関わった事から妖精に関連する事件を捜査・鎮圧する違法妖精取締機関『ドロテア』に入隊することとなる。これは、無秩序な戦後に抗い、それぞれの正義を求め戦う『妖精兵』たちの物語―。
澪の持つ先代魔王の力を狙ってきたゾルギアを倒し、刃更たちはひと時の平穏を取り戻したかに見えた。澪や柚希たちと体育祭の準備で、慌ただしく日常生活を謳歌する刃更たちだったがある日、突如魔法で操られた人間たちに襲われて…。家族を守るため、強くなるため、ますます淫らに激しく主従契約を強める刃更たち。彼らの前に万理亜の姉、ルキアが現れたことから魔界を揺るがす戦いに巻き込まれることに……大切な家族を、守りきりたい。バトルとエロスも臨界突破!天地決壊のエクスタシーバトルアクション!魔界への扉が、ここに開くッ!!
現実とは微妙に異なった歴史を歩んだ現代日本。そこには巨大な異能の力を持つ7人の《王》が存在していた。彼らは自らの力を分け与えたクランズマンたちと共にクランを形成する。青く結晶する秩序、荒ぶる赤き炎、白銀に輝く不変、そして、緑に枝分かれする変革。それぞれの属性を持つ《王》たちは今――青のクラン《セプター4》を率いる《青の王》宗像礼司は多くの重責を担っていた。《黄金の王》國常路大覚の管理下にあった御柱タワーおよび、《王》を生む謎の聖遺物であるドレスデン石盤も、今では宗像礼司の下にある。そして先代《赤の王》周防尊を殺めたことにより生じた《王》殺しの負荷。一方、赤のクラン《吠舞羅》のクランズマンであった櫛名アンナは、緑のクラン《jungle》による御柱タワー襲撃を経て、新たな《赤の王》として覚醒し、《吠舞羅》の仲間たちと再び強固な絆を結んでいた。そして白銀のクランズマン、ネコと夜刀神狗朗は、《白銀の王》伊佐那社の生存を信じ、彼の行方を探している。しかし《白銀の王》を探しているのは彼らだけではなかった。《緑の王》比水流もまた――活性化する《jungle》の動きをきっかけに、再び《王》たちの運命がより合わさる。