あらゆる分野の超一流の高校生を集めて、育て上げるために設立された、政府公認の特権的な学園「私立希望ヶ峰学園」。この学園には、超高校級の才能が集まる「本科」と、高い学費を払えば誰でも入れる「予備学科」が存在していた。才能だけではなく、性格も個性的な本科77期生。しかし彼らは才能のみに固執することなく、「人生に大切なことは才能ではなく、人との関わりで人格を磨き、思い出を作ることである」ということを学び、それぞれ普通の高校生らしく学園生活を謳歌していく。しかし、水面下では謎のプロジェクトの遂行、学園による学科差別が横行していた。そして、才能を渇望した予備学科の少年・日向創。彼に起こる運命的な出会いが、学園を、未来を予測もつかない方向へ導いてしまう。これは、人類史上最大最悪の絶望的事件に至るまでの物語。絶望で終わる、希望の物語。
三橋廉は、すぐメソメソと泣いてしまう性格の野球少年。ポジションはピッチャー。彼は中学時代、“学園の経営者の孫”という理由でエースになっていた。そのくせ、3年間マウンドを誰にもゆずらなかった事でチームメイトに嫌われ、野球部は負け続けた。その罪悪感から、彼は完全に自信を失ってしまっていた。やがて中学を卒業した三橋は、エスカレーター式の三星学園ではなく、野球をやめる覚悟で西浦高校へ入学するが、その足はまっすぐに野球部のグラウンドへ向かっていた。
池袋の街を巻き込んだ抗争から半年――。街は平穏を取り戻し、変わらぬ日常を過ごしていた。高校生は青春を謳歌し、池袋最凶は仕事に勤しみ、情報屋は新たな画策に心躍らせ、都市伝説・首なしライダーは街を駆っては白バイ警官に追われ……。しかしそこには非日常が紛れ込む。徐々に色を濃くしていく異分子達によって、街はさらなる混沌に陥っていき……。
相反する二人が出会った。呪われた者として忌み嫌われ、生きる意味を見失っている『複写眼』保持者、ライナ・リュート。王家の血を引きながら、母が平民であるがゆえに蔑まれてきた、シオン・アスタール。二人は出合い、そしてこの腐った国を変えたいと、望んだ。そして革命の末、ローランド帝国王に即位したシオンは、ライナに彼が獄中で書いたレポートを元に、その鍵となる『勇者の遺物』探しを命じ、剣の一族であるエリス家の娘、フェリス・エリスをお目付け役として同行させる。超絶面倒くさがりで万年無気力のライナと、超絶美人で傍若無人なだんご至上主義のフェリス、どこから見ても相性の悪い二人だが、各国を跨いで『勇者の遺物』を捜す旅の中で次第にお互いを無二の相棒として認め合っていく。ローランド帝国で二人の動向を見守るシオンもまた、いまだ残る貴族との内部確執、そして他国との争いの予感に王として苦悩しつつも奮闘していく。だが徐々に、二人の思いはすれ違っていく。ライナたちがかつて夢見た『みんなが笑って、昼寝だけしていればいいような世界』を作ることができるのだろうか……?
1年目のインターハイで見事、総北高校を総合優勝へと導いた小野田坂道。今泉や鳴子と共に2年生へと進級し、キャプテン・手嶋たちと新チームで連覇を目指す!そして迎えた夏のインターハイ。昨年の雪辱に燃える王者・箱根学園は、新キャプテン泉田を中心に次々とリザルトを獲得し、快進撃を見せる。王者の風格を取り戻した箱根学園を前に、総北は再び挑戦者となり、苦境に立たされる。そんな中、遂にレース最終日がスタート!2日目のゴールを制した京都伏見・御堂筋も新たなフェイズへと動き出す……。各チームが闘志を燃やす中、坂道は仲間と繋いできた絆を信じ、栄光のゴールを掴み取れるのか――!?
「お前の罪…それはお前の存在そのものだ」ベザリウス家次期当主のオズは成人の儀の最中、突如として現れた「アヴィスの使者」によって二度と出られないという永遠の監獄、異世界アヴィスへと堕とされてしまった。「お前という人間を待っていた――」目の前に現れた謎の少女アリスは、オズに問う。「目的は一緒だろう? ならば共に手を合わせようじゃないか――」 オズの罪とは何か? アリスの目的とは? 今、運命の歯車が回り出す――!
「ごめん…あなたを魔法使いにしてしまった」現実世界の高校生・七瀬武は、崩壊世界の少女・相羽六と出会ったことで魔法使いが繰り広げる壮大な闘いに巻き込まれることに。六を助けるために、世界を救うために、運命を変えるために。現代・本格魔法アクションの幕が上がる――。七瀬武はちょっと暗い過去を持ってはいるが普通の高校生だ。しかし、ある日彼は校内で、見たことのない制服を着た少女・相羽六が倒れているのを発見する。彼女は自分が「魔法使い」であると明かし、とあるきっかけにより武を「魔法使いにしてしまった」と告白する。この出会いにより、武の運命は大きく揺さぶられ、そして変化していくのだった。
同時多発的に事件は起こり、池袋の街は混沌の渦へと呑み込まれていく。それぞれの事情を抱え、新羅のマンションへ集った者達。街では“ダラーズ”“黄巾賊”“罪歌”の勢力がひしめいていた。そしてセルティの“首”が白日の下に晒された時、事態は誰もが予期しなかった結末へと動き出す――!
池袋。そこには様々な策謀とそれに興じる人種が集う――。情報屋を襲った凶刃は余波を広げ、新たな騒動を生み出していく。“ダラーズ”と“ブルースクウェア” という二つの力を手にした少年は、理想を抱き粛清の道を歩む。親友を救おうともがく者、人気アイドルに忍び寄る狂気、街の裏側で暗躍を始める新たな勢力……。数多の事件と思惑が絡み合い、物語はさらなる混沌へと加速していく――!
転校生の高田くんは知らない。クラスメイトの西村さんが、何故かクラスの皆から「死神」と呼ばれていることを。「死神」だなんて……なんてかっこいいあだななんだ!からかわれてる女の子。クスクス笑うクラスメイト。転校生の高田くんは、そんなクラスの事情は知らない。無知で、素直は、最強だ。だからまっすぐ、彼女に届く。そんな小学校の教室から始まる物語は、誰もがあの頃を思い出し、心にまっすぐ届いてくる。