地元の公立高校・風舞高校へ入学した鳴宮湊。入学早々、顧問のトミー先生から弓道部に勧誘され、幼馴染の竹早静弥、山之内遼平は入部を快諾する。とある思いから入部を断っていた湊だったが、遼平に押し切られる形で弓道部の説明会へと足を運ぶと、そこには如月七緒、小野木海斗らの姿もあった。貴重な弓道経験者ということで、トミー先生の指名によって湊は急きょ、参加者の前で射を披露することになるが、矢は的には当たらない。湊は弓引きにとって重大な病を抱えていた……。湊、静弥、遼平、七緒、海斗。弓道によって5人が出会い、そして、美しくもビターな〈青春〉の中をもがき続けた先、少年たちが手に入れたものとは――。
ある日、上ノ山立夏は壊れたギターを抱えた佐藤真冬と出会う。ギターを修理したことで懐かれてしまう立夏。仕方なくギターを教えることになった立夏だったが、偶然聴いた真冬の歌が心に刺さる。立夏は真冬を自分のバンドに誘い、2人の距離は変わり始める。しかし、感情を表現することが苦手だという真冬は、過去に囚われているようで――。
弓道における“勝ち”“負け”とは何か。“あたる”と“あてる”の違いは何か。数だけでは計れない問いに向き合う弓引きがいた。風舞高校弓道部の鳴宮湊は県大会優勝を果たし、日々の情熱を弓道だけに注いでいた。「ああ、やっぱり弓道が好きだ。もっと引きたい。一本でも多く」同じ頃、これまで無名だった辻峰高校弓道部が地方大会へ進出。湊達の前に不敵な笑顔で立ちふさがったのは、辻峰の実権を握る二階堂永亮。「俺はお前らを潰すために弓道を続けてるんだ、みくびるなよ」彼らの想いは射となって放たれる。それぞれの射がぶつかる時、まだ誰も知らない、答えが生まれる。
十年前に一度だけ見た星を探す少女、瞳島眉美。彼女は「美少年探偵団」の事務所を訪れる。そこにいたのは個性豊かな五人の美少年たち。彼らとの出会いで眉美の十年来の星探しが大きく動き出す。眩しいほどに美しい謎解き冒険譚、ここに開幕!
中学時代“石”と呼ばれていた石森羽花は、自分を変えるため、自由な校風の八美津高校に入学した。同じクラスで隣の席になったのは、レモン色の髪をした、クールで自由奔放な「レモンソーダ男子」の三浦界。実は羽花は中学時代に一度だけ界に会い、そのひと言をきっかけに高校を決めた。羽花にとっては、人気者の界は遠い存在。そんな界が、なぜか羽花の世話を焼くようになる。界が背中を押してくれることで、少しずつクラスに溶け込んでいく羽花だったが・・・。羽花の世界はどんどん、界の存在によって変わっていく―――。
競馬学校、騎手課程。全国から騎手(ジョッキー)を目指す少年少女が集まる狭き門をくぐり、毎朝5時半に検量、厩舎作業、実践的訓練、学科授業といったカリキュラムをこなさなければならない。「出会ったんです……心からやってみたいことに。」幼少から15歳に至るまで子役・アイドルとして活動してきた有村優は、競馬場で生まれて初めて目にした生のレースに感動し、プロの騎手を志す。入学式で優が出会ったのは、ライバルとなる個性豊かな同期生たち。イギリス出身のエリート、負けん気の強い一匹狼、乗馬経験豊富な優等生、競馬一家に育ったサラブレッド、データ型の競馬オタク、稼げる騎手を目指すド根性少女、そして、優と同じく乗馬経験を持たない島育ちの少年。数多の試練が待ち受ける3年間、全員が騎手になれるわけではない厳しい環境の中で、彼らはどんな成長を遂げるのか。競馬に人生を賭けた少年たちの物語が走り出す――!
周囲に馴染めず、内に強い孤独を抱えた少年・結希アンジュ。天涯孤独の身になったのを機に、故郷を離れて憧れのアーティストが活躍していた街・ハラジュクを訪れたところ、ヴィジュアル系ユニット「ECLIPSE」と「LOS†EDEN」のライブバトルに遭遇する。エネルギッシュなステージに圧倒される中、突然激しい痛みがアンジュを襲う――
未来を掴む、この音楽で―近未来。飽和状態となったHIPHOPカルチャーから新たなムーブメント“幻影ライブ“が誕生。アーティスト達は“ファントメタル”と呼ばれる金属を含むアクセサリーと自身のDNAとを化学反応させることで感情とリンクした幻影を創り出し、華麗なステ―ジで若者達を熱狂させていた。そんな中、それぞれの音楽ジャンルで人気トップを走る「BAE」「The Cat’s Whiskers」「cozmez」「悪漢奴等」に、伝説のクラブ“CLUB paradox”で開催されるという謎の大会『Paradox Live』への招待状が届く。様々な理由を胸にバトルへの参加を決める4チームだったが、『Paradox Live』開催の裏には、想像もつかない巨大な思惑が隠されていた・・・光と闇が渦巻く幻影ステージバトルが今、幕を開ける―!
高校生の上ノ山立夏は、佐藤真冬の歌声に衝撃を受け、中山春樹、梶秋彦と組んでいるバンドにボーカルとして真冬を加入させる。真冬加入後初のライブを成功させ、バンド「ギヴン」の活動が始動する中、立夏は真冬への想いを自覚し、ふたりは付き合い始める。夏休みに入り、フェス出場権をかけた次のライブに向け練習を重ねるメンバーたち。しかし、真冬は新曲作りに行き詰まっていた。そんな真冬を歯痒くも見守る立夏だったが、ささいなきっかけで二人は衝突してしまい・・・
「草食の皮かぶってる奴が一番危険なんだよ、俺みたいなね?」大学生の紬は、草食系男子を求め合コンに参加。そこで、物憂げな表情をする要に強く引き付けられる。更には、そんな彼を草食系男子だと思い油断してしまい…。突然、無防備な紬の唇を奪う要。彼は、3秒前とは違う雄の顔をしていた…。【クールな都会系男子×まっすぐ田舎系女子】の最強じれキュンラブがスタート!