『刀語』は、講談社BOX初の「大河ノベル」として、一切の書き溜めをせず、2007年1月から毎月1冊、12ヶ月連続刊行された、西尾維新作品の中でも最も挑戦的な時代小説だ。全12冊で構成されており、2010年1月から、毎月1話・各話1時間で全十二巻を完全映像化するという、大河ノベルならぬ「大河アニメ」として制作。その世界観を描くのは、数々の作品でタッグを組んできた監督:元永慶太郎×シリーズ構成:上江洲誠の名コンビ、そして、その高いフィルムクオリティーで注目を浴びる制作スタジオ:WHITE FOX。 TVアニメーション「化物語」に続く、西尾維新アニメプロジェクト第2弾として制作された、大河アニメ「刀語」。どうぞご期待ください。
幼い日。宇宙飛行士になると星空に約束を交わした兄弟、六太と日々人。そして、2025年。弟・日々人は、夢を追い、宇宙飛行士となっていた。日本人初となる、月でのミッションクルーに選ばれた日々人は世界中から注目を浴びる。一方、日本の自動車メーカーに勤める兄・六太は、上司とのケンカで頭突き、見事にクビとなり実家に強制送還…。そこへ、六太に日々人から一通のメールが届く。「二人で宇宙へ行く」心の奥から呼び覚まされた幼い日の約束に突き動かされるように、六太は再び宇宙を目指す。星の数ほどのライバルと厳しい試験のその先に―待っとけ、宇宙!宇宙飛行士となった弟、無職の兄。約束をかなえた弟、約束を思い出す兄。約束の宙(そら)を目指す、宇宙兄弟の物語が始まる。