女性恐怖症の高校生、佐々木雪成。彼はある日突然、女の子ばっかりの世界に飛ばされてしまう。その世界は、青い森の都「セーレン」。そこで、彼は不思議な美少女「ミハル」と出会う。「ミハル」とともに、現代世界に戻ってきた雪成であったが・・・。
小泉リサと大谷敦士は、クラスでも有名なオール阪神・巨人。いや、本当の漫才コンビではなく、二人がいがみ合っている姿が周囲からは漫才にしか見えないのです。でも、高校一年のクリスマス。ひとりぼっちのリサを慰めに走ってきた大谷。そんな彼の優しさに、リサは「例えオール阪神・巨人でも、何かが生まれたりすることもあるかもしれん」と、大谷への感情に微かな変化を感じます。大谷の一言一言に翻弄されながら、リサの淡い気持ちは確実に恋愛感情へと変わってゆきます。高校2年の文化祭で、鈍い大谷にもようやくリサの気持ちが伝わります。大谷はどんな返事を返してくれるのでしょうか? 高校3年の卒業式で、二人の恋はどんな結末をむかえているのでしょうか?
時は現代。夏休みのある日。大阪の下町、アベノ橋商店街に住むサッシとあるみは幼なじみ。昔ながらの商店街は再開発で立退きの憂き目にあっており、風呂屋を営んでいたサッシの家も取り壊された。あるみ一家も北海道に引越しを考えてると聞き、ガクゼンのサッシ。しかし頑固に反対する雅ジイ(あるみの祖父)がいた。そんな中、ふとしたことから二人はお互いの店に商店街の四方を護る四神獣が奉られていることを知る。それは商店街のはずれにある晴明神社に、何か深い関係があるようだ…?だがあるみの店のシンボル「ペリカン」(実は四神獣の朱雀)を雅ジイが事故で壊してしまう。いよいよ立ち退きが決まったその夜、奇怪な出来事が起こりはじめた。翌日、サッシとあるみは、晴明神社から不思議な世界へ迷い込んでしまう…。そこは…いつもの商店街とはガラリと違う、まるで常識が通用しない魔法商店街だった!?一体どうして??どうすれば元の世界に帰られるの!?