2043年7月15日、各々のプレイヤーによって千差万別、否、“無限”のパターンの進化を辿る独自のシステム<エンブリオ>を有するダイブ型VRMMO<Infinite Dendrogram>が発売された。それまでのVRMMOが実現できず、技術的に不可能とされてきた要素を備えていた<Infinite Dendrogram>は瞬く間に一大ムーブメントとなって世界を席巻した。大学受験を終えて東京で1人暮らしを始めた青年・椋鳥玲二は、長い受験勉強の終了を記念して、かねてより兄に誘われていた<Infinite Dendrogram>を始めるのだった──。
スケーターとして挫折した青年・明浦路司が出会ったのは、フィギュアスケートの世界に憧れを抱く少女・結束いのり。リンクへの執念を秘めたいのりに突き動かされ、司は自らコーチを引き受ける。才能を開花させていくいのりと、指導者として成長していく司。タッグを組んだ二人は栄光の“メダリスト”を目指す――!
ある昼下がり。夏休みを迎えたありすは、とある芸能事務所の一室にいました。そこで出会ったのは、学年も性格もてんでんばらばらの8人の少女たち。部屋の名前は『第3芸能課』。ホコリっぽい小さな部屋で、小さな(Under149cmの)女の子たちは夢見ます。ここから、私のアイドルとしての物語が始まるのね――。 と、そこへ現れたのは王子様みたいに素敵なプロデューサー!……ではなく、プロデューサーになったばかりの小さな青年でした。やる気だけはある新人プロデューサーと、何もかもがこれからの少女たち。お仕事ってどうしてこんなに難しいものかしらと、悩み、次の日には笑って、手と手をつないで階段を登ります。ありすたちは、いつか見た夢のステージへ行くことができるのでしょうか? 「――ねぇ、大きくなったら何になろっか!?」