ちょっとオバカな女子高生「ゆっこ」の周りにはロボやら鹿やら謎なものがいっぱい。時定高校を中心に、シャケが飛んできたりこけしが飛んできたりと町中に広がるちょっと不思議でビミョーにシュールな「日常」は始まります。一方、「はかせ」と「なの」、人語を話す猫「阪本さん」の暮らす「東雲研究所」でも、今日も一日、あったかぽかぽかの、のんびりとした一日が過ぎて行くのでした。
憎しみに揺れる魂を目覚めさせたのは誰?それは――闇の街を彷徨う、哀しみに暮れる迷い人。運命の絆で繋がれた二人は――――宿命の鎖を断ち切り、悪霊を討つ
宮阪高校1年生、鉄大兎。彼の毎日は、平凡に消費されると思っていた。でも彼は忘れていた。“彼女”の笑顔。交わした“約束”。血肉に溶けた“呪い”。「私の毒をあなたに入れる。決して離れられなくなるように」大兎がヒメアの記憶を失くし、平凡に堕ちている間、ヒメアを巡るいくつもの陰謀が蠢いていた。“15分に7回”。大兎がヒメアとの“約束”を思い出したその時、平凡だった彼の日常は、大きく歪み始める。死よりも重い、その“約束”を、もう二度と違えないために、大兎は想像を絶する戦いに足を踏み入れていく!