物語の始まりは数十年後。日常の中に小さな魔法が残るちょっと不思議な世界。主人公の月白瞳美は17歳。魔法使い一族の末裔。幼い頃に色覚を失い、感情の乏しい子になった。そんな瞳美の将来を憂えた大魔法使いの祖母・月白琥珀は魔法で瞳美を2018年へ送り出す。突然、見知らぬ場所に現れ戸惑う瞳美の視界に鮮烈な色彩が飛び込んでくる……。
魔女―。自然が多く、資源が豊富な東北地方に住むことが多い彼女達には、「15歳になったら一人立ちし、社会に出る。」そんなしきたりがあるのだとか…。木幡真琴、魔女。15歳の春。高校入学をすることになった彼女は、一人前の魔女になるため、黒猫のチトと一緒に青森の親戚の家に引っ越してきます。久しぶりに再会した又いとこの圭や千夏、新しく友達になった、なお達と過ごす悠々自適な毎日は楽しいことばかり。時折起こるちょっと不思議な出来事と魔女の修行もほどほどに、今日も楽しく過ごします。のんびり魔女の青森でのまったり生活、始まります。
ショコラとバニラは、親友であり魔界の次期クイーン(女王)候補のライバル。クイーンを決める試験のため、二人は人間界へとやってきました。試験の内容は人間のハート(自分への想いの結晶)をより多くあつめること。人間界の学校に転入した二人は人間のハートをあつめるべく頑張りますが、魔界でモテモテだったはずのショコラは人間界では全くモテず、内気なバニラにリードされてしまいます。おまけにピエールという謎の男の子にときめいてしまうショコラ。人間と違って魔女のハートは一つしかなく、奪われてしまったら、永久に魂を失うことになるのです。ショコラはハートを守れるのでしょうか?そしてクイーン試験の行方は?