ビルの地下の最下層で目を覚ました少女、レイチェル。彼女は記憶を失い、自分がどうしてここにいるかさえ分からずにいた。地上を目指し、ビルの中をさまよう彼女の前に現れたのは、顔を包帯で覆い、死神のような鎌を持った殺人鬼ザック。「お願いがあるの…お願い、私を殺して」「一緒にここから出る手助けをしてくれよ。そしたらお前を、殺してやるよ」二人の奇妙な絆は、その" 誓い"をキッカケに深まっていく。果たして、ここはどこなのか。二人は何の目的で閉じこめられたのか。彼らを待ち受ける運命とは。密閉されたビルから脱出する二人の決死行がはじまった……!
二角奇人(ディクロニウス)は、人間の突然変異体・・・・・・頭から生えた角を持ち、第6感とも言える特殊な能力と手を持っていた。人類を淘汰する可能性をも秘めた彼らミュータントたちは、その危険な能力のため、国家施設に隔離、研究されていた。しかし、偶発的事故により、ディクロニウスの少女ルーシーは拘束を破り、警備員らを殺戮、研究所を逃げ出す。が、その途中で記憶喪失となってしまう。過去と記憶を無くしたルーシーは、鎌倉・由比が浜に流れ着くが、その浜辺でコウタとユカに出会い、「にゅう」と名付けられ、コウタの住む楓荘に居候することになる・・・・・・のヒカルはある日、古い碁盤に宿る平安時代の天才棋士・藤原佐為の霊と出会う。それまで囲碁に全く興味のなかったヒカルだが、しだいにその魅力に惹かれてゆく。