舞台は名門・キンバリー魔法学校。ここでは卒業までに2割の生徒が、魔道の探究により再起不能や行方知れず、または発狂した末に死に至る。いわゆる、“魔に呑まれる” という——。その入学式、覚悟と共に学園の門をくぐる1人の少年・オリバー=ホーン。穏やかで理性的だが、その胸の奥底に秘めたる意志を感じさせる。そんな彼を中心に、様々な出身、背景を持つ少年・少女たちがこの学校に集い、魔法使いとなるべく切磋琢磨していくが、魔境と呼ばれるキンバリーの脅威が彼らに牙をむく。仲間と出会い、様々な困難に立ち向かうオリバーを待ち受ける運命とは――。
心に強い執着を持つ人は、死の間際に、生と死の狭間にある「崆(くう)」という世界へ導かれる。 その世界では、メカを操縦して戦う”運命のリング”と呼ばれるものがあり、優勝者には生き返るチャンスが与えられる。 無邪気な少女・要(かなめ)は「崆」に落ちるが、そこで偶然に最凶のヘルメット・サブロ ーと出会い、二人で手を組み”運命のリング”で生き残る道を探り始める。 「過去(きおく)がなきゃ、今までの人生の意味がない。私は未来を取り戻すために闘うー」