秀知院学園の生徒会で出会った副会長・四宮かぐやと生徒会長・白銀御行。2人の天才は長きにわたる恋愛頭脳戦の末、お互いの気持ちを伝え合い、“奉心祭”で初めてのキスをした。しかし未だ明確な告白には至っておらず、恋人同士になるかと思われた2人の関係性は曖昧なまま、お互いをより強く意識して、クリスマスを迎えることに。“完璧でありたい”白銀と、“完璧じゃない”所こそを求めるかぐや。これは天才たちによる、いたって“普通な”恋の物語。ファーストキッスは終わらない。
橘純一はとある過去の経験から、クリスマスに苦手意識をもっている高校2年生。すっかり恋に臆病になった彼は彼女を作ろうともせず、寂しい学園生活を送り続けていた。そんな生活を続けていた純一は、ふと「このまま何もしないで高校生活を終えて本当にいいのか?」と思う。そして恋に対する苦手意識をなんとか跳ね除け、今年のクリスマスは女の子と過ごせるようにと一念発起する。