高校2年生の少女・菊池ユメは、正式な魔法遣いになるための研修を受けるべく、岩手県の遠野から東京へとやって来ました。両親共に魔法遣いであった彼女は、当然のように自分も魔法遣いになりたいと思ったのです。しかし彼女は、漠然と「良い魔法を遣いたい」「人のためになる魔法を遣いたい」と思っているだけで、魔法遣いにとって本当に大切なことは何なのかをまだ理解してはいないようです。1ヶ月間の研修で、指導官の小山田や依頼人達と触れ合いながら、ユメはどんな魔法遣いに成長していくのでしょうか・・・。
――これは、小さな奇跡……を破壊する物語?また異なる世界より『私立かぎなど学園』に現れたのは新たな綺羅星なのか、それともきらめく星々を覆い尽くす暗雲なのか。彼女たちは否定する――この世界を。彼女たちは抗う――この世界を作った何者かに。だが、彼女たちが世界の秘密に触れる時、この世界を愛する者たちが立ちはだかる。今、世界を揺るがす戦いがはじまる――!?